【車中泊キャンパー厳選】おすすめ車中飯5選! 簡単調理の食品やにおい対策も解説

車中泊での一番の楽しみといえば食事。最近では、車中泊での食事を表す「車中飯」という言葉も登場し、車中泊がブームになっていることが感じられますね。今回は、車中泊キャンパーである筆者が、車中飯のポイントやおすすめの食品をご紹介。また、気になる車中飯後のにおい対策についても解説していきます。

筆者が考える車中飯を選ぶポイント3選! 車中泊での食事を快適にする大事な基準とは

まずは、筆者が考える車中飯を選ぶときのポイントについて解説します。

筆者が車中飯を選ぶ上で大切にしているポイントは、簡単調理・美味しさ・洗い物が出ない(少ない)の3点。順番に詳細を解説していきます。

車中飯を選ぶポイント【1】簡単調理

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車中飯を選ぶポイント、1つ目は簡単調理であることです。

SNSでは、凝った車中飯の動画や画像がたくさん見られますよね。しかし、凝った車中飯を作る場合、車内に油がはねたりにおいがついたりと、後片付けが大変に。

また、本格的に料理をする場合、複数の調理器具やポータブル電源など、必要となるグッズが増えてしまいます。そのため、車内のスペースがあまり広くない場合、窮屈に感じてしまうことも。

もちろん、凝った料理を楽しむのも素敵な車中泊の過ごし方ではあるものの、筆者は簡単に調理できるものを選ぶことが多いです。

車中飯を選ぶポイント【2】美味しさ

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車中飯を選ぶポイント、2つ目は美味しさです。凝った料理ではなくとも、しっかり美味しいものを食べたいですよね。

最近では、調理が簡単・携帯がしやすい・美味しいの三拍子が揃った商品が増えています。

調理が簡単で携帯がしやすい食品といえば、アルファ米やフリーズドライ食品などの「保存食」。

ただ、筆者は一昔前まで、アルファ米はべちゃっとした食感がしたり、フリーズドライ食品は種類が少なかったりといった印象を持っていました。

しかし最近では、アルファ米やフリーズドライ食品などでも種類が充実し、食感や美味しさのクオリティもアップしています。各社の公式ホームページでアレンジレシピが公開されるなど、楽しみ方の幅も広がりました。

車中飯を選ぶポイント【3】洗い物が出ない、または少ない

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車中飯を選ぶポイントの3つ目は、洗い物が出ない、または少ないことです。

キャンプ場での車中泊であれば、炊事場があるので洗い物が出ても問題ありません。

ただ、道の駅や河原など、炊事場がない場所での車中泊の場合、ギャレーがついているキャンピングカーでない限り食器を洗うことができません。

もちろん、公共施設の洗面所で洗い物をするのはマナー違反。

車中飯を選ぶときには、お皿を使わずパッケージから直接食べられたり、調理器具が必要なかったりと、洗い物が少ないものを選ぶに越したことはありません。

【おすすめの車中飯5選】車中泊での食事が充実する簡単調理&美味しい食品をご紹介

ここからは、簡単調理・美味しい・洗い物が出ない(少ない)の3つのポイントを押さえた、筆者おすすめの車中飯を5つご紹介。

各食品を食べた感想を、メリット・デメリットも交えてご紹介していきます。

おすすめの車中飯【1】サタケ『マジックパスタ』

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筆者おすすめの車中飯、1つ目はサタケの『マジックパスタ』です。

マジックパスタは、お湯または水をそそぐだけで作れるフリーズドライ食品。お湯で作る場合は待ち時間がわずか3分と、すぐに食べられるのが嬉しいポイント。

また、パッケージ内には使い捨てのスプーンが付属。余計な洗い物が出ないので、お湯さえあればどこでも食べることができます。

味はカルボナーラ・ペペロンチーノ・きのこのパスタ(デミグラス風味)の3種類。どの味も美味しく、手軽に本格的なパスタを味わえる一品です!

車中飯を選ぶ3つの基準をすべて満たしており、これといったデメリットもないので、筆者としてはかなりおすすめの食品です。

▼マジックパスタのレビュー記事はこちら!

おすすめの車中飯【2】モンベル『リゾッタ』

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筆者おすすめの車中飯、2つ目はモンベルの『リゾッタ』です。

リゾッタはアルファ米ではなく、フリーズドライ食品。そのため、マジックパスタと同様に、お湯をそそいで3分でできあがる簡単調理が特徴です。

リゾッタの味は全部で10種類。和風な味付けからエスニックなものまでバラエティ豊かで、どの味も満足できる美味しさです。

リゾッタの気になる点は、使い捨てのスプーンが付属しておらず、自分でカトラリーを用意する必要があること。

カトラリーを用意する手間はあるものの、手軽さや美味しさの面でかなりおすすめできる車中飯です!

▼リゾッタのレビュー記事はこちら!

おすすめの車中飯【3】尾西食品『にぎらずにできる携帯おにぎり』

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筆者おすすめの車中飯、3つ目は尾西食品の『にぎらずにできる携帯おにぎり』です。

尾西のおにぎりは、お湯をそそいで振るだけでおにぎりができちゃう、一風変わった商品。手を汚さずに作れるうえにゴミが少ないので、車中飯にはピッタリです。

味は鮭・わかめ・五目おこわ・昆布の4種類。昆布は塩こん部長でおなじみの『くらこんの塩こんぶ』とのコラボ商品です。

尾西のおにぎりの気になる点は、使用しているお米がアルファ米であるため、できあがりまでに15分待つ必要があること。お腹が減っていてすぐにでも食べたいときには不向きです。

ただ、手を汚さずに作れることや、温かいおにぎりを味わえる点など、満足できるポイントはたくさん。こちらもぜひ試してほしい車中飯です。

▼にぎらずにできる携帯おにぎりのレビューはこちら!

おすすめの車中飯【4】サタケ『マジックライス』

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筆者おすすめの車中飯、4つ目はサタケの『マジックライス』。先ほどご紹介したマジックパスタの姉妹商品です。

マジックライスは尾西のおにぎりと同様に、アルファ米を使用した食品。お湯をそそぐだけで作れる簡単調理は、やはり車中泊にピッタリです。

マジックライスは、白飯も含めてぜんぶで9種類。筆者としては、ドライカレー・パエリア風ご飯・エビピラフがかなりおすすめです。

また、マジックライスには使い捨てのスプーンが付属。手を汚さず食べられる上に、余計な洗い物が出ない点は嬉しいですね。

ただ、マジックライスはできあがりまでに15分待つ必要があります。マジックライスに限らず、アルファ米の食品はできあがりまでに時間がかかる点がネックになりやすいです。

できあがりまでに時間がかかるのは気になるポイントではあるものの、簡単調理・美味しい・洗い物が出ないと車中飯を選ぶ基準をすべて満たしています。

できあがるまでの15分で、スープなどの付け合わせを作ってみるのもおすすめですよ。

▼マジックライスのレビュー記事はこちら!

おすすめの車中飯【5】お椀で食べるチキンラーメン

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筆者おすすめの車中飯、5つ目は日清食品の『お椀で食べるチキンラーメン』です。

お椀で食べるチキンラーメンは、300mlサイズのシェラカップにピッタリのサイズ。シェラカップとお箸さえあれば、車内でも簡単に食べられます。

お椀で食べるチキンラーメンは、アレンジメニューが豊富なのも見逃せないポイント。日清食品の公式ホームページでは、チキンラーメンのアレンジメニューがたくさん公開されています。

しかし、車内ににおいがつきやすかったり、少し洗い物が出てしまったりと、お椀で食べるチキンラーメンは気になる点が多いのも事実。

それでも、言わずと知れた美味しさや、シェラカップとお箸さえあれば食べられる手軽さは、車中飯として魅力的です。

▼お椀で食べるチキンラーメンのレビュー記事はこちら!

まだまだあるおすすめの車中飯! 車中泊での食事がより充実する食品をご紹介

ここからは、車中飯をより充実させるための食品を紹介します。

ここで紹介する食品は、スープとコーヒーの2種類。マグカップやシェラカップが必要にはなりますが、前にご紹介した5つの車中飯と一緒に用意すれば、より充実した車中泊を楽しめますよ!

アマノフーズのおみそ汁・スープ

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おすすめの車中飯番外編、1つ目はアマノフーズのおみそ汁とスープです。

アマノフーズは、フリーズドライ食品に特化した企業。特におみそ汁やスープは種類が豊富で、どれを買おうか迷ってしまうほどです。

前でご紹介したおすすめの車中飯は、ご飯やパスタなど炭水化物系の食品が多いです。もちろん、ご飯やパスタだけでも満足できる美味しさなのですが、おみそ汁やスープを添えるだけで、車中飯の満足度が格段にアップします。

また、アマノフーズにはおみそ汁やスープだけでなく、カレーや雑炊、リゾットなど、車中飯で試してみたい商品がたくさん。

気になる人は、公式ホームページでラインナップをチェックしてみてくださいね。

COFFEE BREWER by GROWER’S CUP

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おすすめの車中飯番外編、2つ目は『COFFEE BREWER by GROWER’S CUP』。

コーヒーミルやドリッパーなどの器具は必要なく、パッケージにお湯をそそぐだけでOK。手軽に本格的なコーヒーを味わえる一品です。

本格的なコーヒーを味わいたいけど、道具をそろえるのは少しハードルが高いなと感じている人にはピッタリ。

車中泊をした翌朝は、目覚めのコーヒーを飲みたくなるものですよね。

COFFEE BREWER by GROWER’S CUPは、車中泊の朝にぜひ試してほしいコーヒーです。

▼COFFEE BREWER by GROWER’S CUPのレビューはこちら!

車中飯のにおい対策! サーキュレーターや車載用空気清浄機などのグッズを活用すると◎

車中飯を食べたあとに気になるのが「におい」。食事をしている間は気にならなくても、外に出て車内に戻ると、かなりのにおいが残っていたという経験はありませんか?

ここでは、筆者が実践しているにおい対策をご紹介します!

車中飯のにおい対策【1】風の流れを作る

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車中飯でのにおい対策、1つ目は風の流れを作ることです。

窓を閉め切った状態で車中飯を作ると、換気がされず、においが車内にこもってしまいます。そのため、少なくとも窓は開けておくべきでしょう。

また、窓を開けるだけでなく、サーキュレーターなどで空気の流れを作るのもおすすめ。空気の流れを作ることでスムーズに換気され、車内ににおいが残りづらくなります。

特に、暑い時期に車中泊を行う場合は、空気の流れを作ることで換気と暑さ対策の2つを同時にできるので、ぜひ実践してみてください。

▼車中泊の換気についてはこちらの記事もチェック!

車中飯でのにおい対策【2】車載用空気清浄機を使う

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車中飯のにおい対策、2つ目は車載用空気清浄機を使用することです。

車載用空気清浄機は、車のドリンクホルダーに収まるほどの大きさ。車のシガーソケットから電源をとるので、頻繁に車内で食事をする人の場合、走行中は常に稼働させておきたいですね。

また、ポータブル電源があれば、車中泊中にも使用が可能。

食事中から就寝まで稼働させておくだけで、かなりにおいがスッキリしますよ。

▼筆者おすすめの車載用空気清浄機はこちら!

車中飯でのにおい対策【3】消臭剤

月並みな対策ではありますが、消臭剤も効果的です。

日常的に車に乗る人であっても、基本的には家で過ごすよりも車内で過ごす時間のほうが短いものですよね。換気や空気清浄機は車に乗っているときの対策なので、消臭剤を置いて、車に乗っていないときにもにおい対策をしておきましょう。

車用の大きなサイズの消臭剤も発売されているので、車内で食事をする機会が多い人は、実践してみてくださいね。

車中泊での食事は至福の時間! 付け合わせやにおい対策でより快適な車中飯タイムを

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今回は、おすすめの車中飯をご紹介しました。

簡単調理・美味しさ・洗い物が出ない(少ない)の3点に沿っておすすめの車中飯をご紹介しましたが、車中泊の楽しみ方は人ぞれぞれ。

「基本は凝った車中飯を楽しんで、小腹が空いたとき用にフリーズドライ食品を用意しておく」「おかずはしっかり作るけど、主食はアルファ米に」などの楽しみ方もできます。

今回の記事を参考に、皆さんもお気に入りの車中飯を探してみてくださいね。

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