新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は4日、県所管域で海老名市の100歳代の女性の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女1191人の感染が新たに確認された、と発表した。中等症が5人で、ほかは軽症か無症状(調査中含む)。1065人が感染経路不明だった。また、2月28日に感染者として公表した厚木市の70代男性の発表を取り下げた。
亡くなった女性はクラスター(感染者集団)が発生した県厚木保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設の入所者。2月23日に陽性が判明し、今月2日に新型コロナ以外の疾患で死亡した。
クラスターは県平塚保健福祉事務所の障害者福祉施設や同鎌倉事務所管内と同小田原事務所管内の高齢者福祉施設の3施設で新たに確認された。
このほか、県は新たに237人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は1万762人になった。
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県は4日、既に感染者として公表した県内在住の4人が、オミクロン株の一種でより強い感染力を持つとされる派生型「BA・2」に感染していたことが判明したと明らかにした。県内の派生型感染者の累計は7人になった。