小田原城もウクライナカラーに 市議会は侵攻に非難決議

ウクライナ国旗の黄色にライトアップされた小田原城

 ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、小田原城が4日から8日まで平和への願いを込めて、夜間ライトアップをしている。午後7時から同8時までウクライナ国旗の青と黄色の光で交互に小田原城を照らす。

 また、小田原市議会は4日、「(ロシアによる)軍事侵攻を厳しく非難するとともにウクライナ周辺及び周辺各国の平和と安定を強く望む」とする決議を全会一致で可決した。市側も抗議声明を発表するなど“オール小田原”で戦争反対の声を上げた。

 決議文は最大会派「誠風」の呼び掛けに応じ、全6会派の共同で発議した。誠風の会派内で呼び掛けを行った鈴木和宏氏は「人間の尊厳の問題が根底にある。ロシアによるウクライナの主権侵害に抗議し、無条件の即時撤退を強く求めたい」と訴えた。

 また、守屋輝彦市長も同日付で「国際社会の平和と秩序、安全を脅かすものであり、断じて容認できない」とする抗議声明を発表し、「き然とした強い意志を示すことで一日も早く平和な暮らしを取り戻せるようにしたい」と呼び掛けた。

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