3月6日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は、3月8〜9日に三重県の鈴鹿サーキットで行われる合同テストのエントリーリストを発表した。13台14名のドライバーがエントリーしているが、2022年開幕へ向けて注目のリストとなっている。
全日本スーパーフォーミュラ選手権への登竜門として、またダウンフォースを必要とするカテゴリーのマシンのドライビングの習得へ重要なカテゴリーと言えるスーパーフォーミュラ・ライツ。2022年に向けてはすでに2021年1月にテストが行われたが、2022年開幕に向け、新シーズンが動き出した。
今回のテストにエントリーしたのは13台。ドライバーとしては、ルーニースポーツが12月のテストでもドライブした元嶋成弥に加え、GT300で活躍する川合孝汰をシェアするかたちでエントリーさせ、14名のドライバーがエントリーしている。
すでにホンダやチームから発表されているとおり、HFDPからは木村偉織がB-MAX RACING TEAMの1号車に、太田格之進がTODA RACINGの2号車から参戦することが発表されているが、B-MAX RACING TEAMからはさらに、50号車として菅波冬悟がテストにエントリーした。チームの発表では、50号車はチーム育成枠とされている車両だ。
そして、対するTOM’Sはなんと4台がエントリーすることになった。2021年までの3台体制から1台が増えるかたちとなった。35号車が2021年FIA-F4王者の野中誠太、36号車がフォーミュラ・リージョナル王者の古谷悠河、37号車が小高一斗、38号車が平良響というラインアップ。昨年まで35号車はRS FINEからの参戦だったが、メンテナンスはそのままRS FINEで、エントリーはTOM’Sではないかという噂もあり、テストで明らかにされるだろう。
また2021年12月のテストにも登場したHELM MOTORSPORTSが、平木湧也、平木玲次の兄弟をエントリーさせた。チームとしては2回目のスーパーフォーミュラ・ライツのテスト参加となる。
おそらく開幕に向けて限りなく本番に近いエントリーと推測されるが、鈴鹿ではどんな戦力図が見えるか、3月8〜9日のテストは大きな注目を集めそうだ。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
鈴鹿合同テスト エントリーリスト
No M Driver Team Car Engine
1
木村偉織 B-MAX RACING TEAM HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41
2
太田格之進 TODA RACING HFDP WITH TODA RACING スピースA41
4 M 今田信宏 B-MAX RACING TEAM JMS RACING with B-MAX スピースA41
10A
川合孝汰 ルーニースポーツ Rn-sports 320 スピースA41
10B
元嶋成弥 ルーニースポーツ Rn-sports 320 スピースA41
11 M 植田正幸 ルーニースポーツ Rn-sports 320 スピースA41
30 M DRAGON B-MAX RACING TEAM TEAM DRAGON B-MAX 320 スピースA41
35
野中誠太 TOM’S PONOS Racing TOM’S 320 トムスTAZ31
36
古谷悠河 TOM’S Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31
37
小高一斗 TOM’S Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31
38
平良 響 TOM’S Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31
50
菅波冬悟 B-MAX RACING TEAM Byoubugaura B-MAX Racing 320 スピースA41
62
平木湧也 HELM MOTORSPORTS HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020
63
平木玲次 HELM MOTORSPORTS HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020