漁船で働かされる奴隷 タイ人女性が命がけで男たちを救出 ドキュメンタリー「ゴースト・フリート」予告

5月28日より劇場公開される、シーフード産業の闇に迫るドキュメンタリー映画「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」の、予告編が公開された。

公開された予告編は、「あなたの買った魚は奴隷が捕ったものかもしれない。」という文字から始まる。そして、奴隷労働者として海で働いていた男たちの姿や「殴られた」などの言葉が続き、ある日やって来たパティマ・タンプチャヤクルから、「帰りたい?」と声をかけられたことが語られる。そして、タンプチャヤクルたちが、奴隷労働者とされた男たちを救出するために命がけで奔走する様子が映し出されている。

「ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇」は、世界有数の水産大国であるタイで、人身売買業者にだまされるなどして漁船で奴隷労働者として働かされている「海の奴隷」が、数万人存在するといわれている状況の中、タイの漁船から離島に逃げた人々を捜索し、ミャンマー、ラオス、カンボジアなど貧困国から集められて売り飛ばされた男性たちを救出すべく、命がけの航海に出るタイ人女性、パティマ・タンプチャヤクル(2017年ノーベル平和賞ノミネート)たちの活動を追った作品となっている。

【作品情報】
ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇
2022年5月28日(土)~シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
配給:ユナイテッドピープル
©Vulcan Productions, Inc. and Seahorse Productions, LLC

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