【新型コロナ】神奈川県、感染者+自主療養者は減らず まん延防止再延長、リバウンド警戒

神奈川県庁

 神奈川県内に適用されている新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置が、7日から再延長期間に入った。県の集計では、直近1週間の新規感染者数と自主療養者数の合計は前週より微増した。県は感染の再拡大に警戒を強めている。

 県内のまん延防止期間は21日まで再延長され、県は県内全域で飲食店への営業時間短縮要請などを継続する。黒岩祐治知事は7日の県議会本会議で「再度の延長によって県民や事業者の皆さんには引き続き負担をかけることになるが、できる限り早期に収束できるよう全力を尽くして取り組む」と述べた。

 ただ、状況は楽観視できない。休日など日ごとの検査体制に左右されにくい週別の感染者数の集計(6日時点)では、2月27日~3月5日までの直近1週間は4万4269人。前週からの減少は55人にとどまる。感染症法上の「感染者」には含まれない自主療養者を加えて比較すると、前週からは227人増えていた。

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