スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストがスタート。初日は野中誠太がトップタイムをマーク

 3月8日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の公式合同テストが三重県の鈴鹿サーキットでスタートし、11台が走行した。12時15分から行われたセッション1では、野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)がトップタイムをマークした。

 2020年からスーパーフォーミュラ・ライツへと名称が改められたシリーズも、2022年がいよいよ3年目。そのシーズンの幕開けとなる最初の合同テストが、鈴鹿サーキットでスタートした。スーパーフォーミュラの第1回公式合同テストの2日目午前のセッション3の後、12時15分からスーパーフォーミュラ・ライツのセッション1が行われた。

 今回のテストには13台、14名のドライバーがエントリーしていたが、この日は小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、平木玲次(HELM MOTORSPORTS 320)、元嶋成弥(Rn-sports 320)の3名は走行せず、11台がコースインした。

 また今回は、カラーリングも注目を集めた。ほとんどの車両が暫定的なもの、もしくはカーボンブラックのままでの走行となったが、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)の1号車、太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)の2号車はチームこそ違えど、ホンダ・フォーミュラドリーム・プロジェクト(HFDP)のレッドとブルーのカラーリングパターンが施され、非常に新鮮な印象となっている。

 セッション1はしばらくは各車がアウト〜インを繰り返していたが、開始から15分を過ぎようかというタイミングで、木村がスプーンでコースアウトしたため一時赤旗中断となる。さらにその再開直後、今度はS字で古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)がクラッシュ。再度赤旗中断となった。その後は中断なく走行は進んだが、残り18分というところで、スプーン立ち上がりのグラベルに菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)がストップ。3回目の赤旗となった。

 リスタート後、各車がアタックを展開していくが、まずは太田が1分51秒123で2番手にタイムアップ。木村も1分51秒785にタイムを上げるが、それまでに野中がマークしていた1分51秒043には及ばず。野中がまずはセッション1のトップタイムをマークした。

 2番手には太田、3番手には平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)、4番手に木村という順位に。5番手には菅波がつけた。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権鈴鹿合同テスト

3月8日セッション1 結果

Pos. No. Driver Car Engine Time Laps

1 35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 トムスTAZ31 1’51.043 22/31

2 2 太田格之進 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 1’51.123 36/39

3 38 平良響 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 1’51.409 33/35

4 1 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 1’51.785 37/40

5 50 菅波冬悟 Byoubugaura B-MAX Racing 320 スピースA41 1’52.676 33/34

6 10A 川合孝汰 Rn-sports 320 スピースA41 1’53.031 13/30

7 62 平木湧也 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020 1’53.038 33/37

8 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 1’53.819 27/30

9 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スピースA41 1’53.845 27/28

10 36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 1’54.190 5/9

11 11 植田正幸 Rn-sports 320 スピースA41 1’55.946 29/29

37 小高一斗 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31

63 平木玲次 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020

10B 元嶋成弥 Rn-sports 320 スピースA41

11B 川合孝汰 Rn-sports 320 スピースA41

天候:晴れ 路面:ドライ

太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)
平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)
木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)
菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
川合孝汰(Rn-sports 320)
この日は3台が走行したトムスのピット。35号車のメンテナンスはRS FINEが担当していた。

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