今日は「国際女性デー」3月8日 ご存じですか? HTB森アナが思うコト

3月8日は国際女性デー

ポルトガルで開催されているサーフィンの国際大会「MEO Pro Portugal」では、8日の国際女性デー(IWD)を記念して選手たちが、インスピレーションを受けた女性の名前を背中に入れたウエアで出場した。

東京五輪のサーフィン男子銀メダリストの五十嵐カノアさんは、「OSAKA」と書かれたウエア姿で参加。ともに東京五輪に日本代表として出場したテニスの大坂なおみさんにリスペクトを表した。

今回の企画では、自身の母の名前を選ぶ選手や他競技のアスリートを選ぶ選手もいた。スポーツや世界で発信が広がるこうした企画をとっても素敵だなと思う。

女性デーの意味や、その日に情報を発信することの大切さ。私は、出産して仕事復帰した時に「女性」という立場の悩みに直面した。

子育てをしながら働くことが、当たり前でなかった職場で周囲の理解や協力をもらいながら、なんとこここまでやってきた。世の中の仕組みや社会が、生きにくいと感じた。

職場では、後輩や仕事仲間から「さやかママ」と呼ばれるのがすごく嫌だった。それって、バリバリ働いていた頃の私と違って第一線から外れたということですか?ネガティブにしか聞くことができなかった。

時短を利用していることで、厳しい(と私は感じた)一言を受けたことも。仕事終わりに車の中で号泣しながら保育園に子供を迎えにいったこともあった。

夫は、仕事と子育てを応援してくれたけど土日祝日の仕事や、飲み会などの食事も、夫の仕事の予定を伺って、何週間も前からこの日って決めて準備した上でないと、OKの返事もできない。夫のふらっと行ける身軽さがうらやましかった。

我慢をすることで、他がうまく回るならと思うこともあった。そんな私を、女性デーに発信される世界の取組みや情報が背中を押してくれた。

我慢をするのではなく、お互いに理解が進むように努力する。性別に関係なく、人として、自分らしく生きられるように。

そんなメッセージが今日もたくさん溢れている。

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