女性環境改善 訴えラン 国際デー前に住民団体

そろいのTシャツを着て法華嶽公園を駆け抜けるホワイトリボンランの参加者

 国際女性デー(8日)に連動したチャリティーイベント「ホワイトリボンラン」が5日、国富町の法華嶽公園であった。男女共同参画を推進する同町の住民団体「くにとみブリッジ」(近藤恵代表)のメンバーら18人が参加し、公園内を走りながら世界の女性を取り巻く環境改善などを訴えた。
 同イベントは、世界の女性の命や健康を守る活動の機運を高めるため、公益財団法人ジョイセフ(東京都)が全国で参加を呼び掛けている取り組みで、同町では初めてくにとみブリッジが実施。参加者はそろいのTシャツを着てグラススキー場を走る様子などを撮影し、妊産婦死亡のない世界の実現などを呼び掛けていた。
 参加費の一部はジョイセフを通じ、ケニアの女性支援などに充てられるという。同町本庄の井戸川よし子さん(71)は「世界で行われている活動に加われたことで、心も豊かになれた」と話していた。

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