横浜市長、大学在職・退職後の強要告発に「コメントは控える」

横浜地検に提出された告発状

 横浜市の山中竹春市長が市立大教授の在職中や退職後の言動について強要の疑いがあるとして横浜地検に告発されたことを巡り、山中市長は8日の定例会見で「内容に関して存じ上げないので、コメントは差し控えます」と述べた。

 告発状では昨年9、12月の市会常任委員会で、山中氏や市会議員が市長選を巡り市大当局に「不当な圧力」をかけたとして事実解明などを求めた請願を審査した際、市大の小山内いづ美理事長が「市民にSNSやインターネット上で(理事長の)不誠実を知ってもらった方がよい」との山中氏発言を認めたと指摘。「(理事長の)名誉に対する害悪の告知の脅迫を行い、訂正・謝罪を含む学内文書の発出という義務なきことを行わせた強要罪の疑いがある」としている。

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