首里城の復元扁額、今度は黄金色…製作委が原書図公表 額縁の龍も彫刻に

 2019年の首里城火災で焼失したため、県が新たに製作する3枚の正殿扁額(へんがく)について、県の製作検討委員会(高良倉吉委員長)は8日、正殿の復元と合わせて最初に製作する1枚「中山世土」の原書を決定し、完成イメージ図を公表した。焼失前は赤が基調だった鏡(地板)を黄色塗りに変更し、漆に金箔を塗って表現していた額縁の龍模様は彫刻になるなど、大きく様変わりする。

 額縁を含む扁額の寸法は横349.7センチ、縦144.5センチ。地板や額縁彫刻面の木材はヒノキを使う。

(当銘千絵)

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