本格的な春到来

今冬は、西高東低の冬型の気圧配置になることが多く、寒気が南下して寒い日が続きました。しかし、週末にかけて寒気の強さの目安となる上空約5500mで-30℃以下の寒気は日本の東海上に去り、東~西日本、および南西諸島は高気圧に広く覆われ、気温が高くなる見込みです。特に、13日(日)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなりそうです。北日本は平年並みの予想ですが、一年で一番寒い1月下旬ころに比べれば、平年並みと言って気温がかなり上昇することになります。
本格的な春到来へと一気に季節が進みますので、農作物の管理や、積雪の多い所ではなだれ等の災害に注意が必要です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 予想天気図と上空約5500m付近の-30℃線(3月10日21時の予想)

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