「脱貧困」官民で議論 12日に沖縄SDGsプロジェクト年次フォーラム 県商工労働部の吉永さんら登壇

 SDGs(持続可能な開発目標)を促進する企業・団体のプラットフォームOKINAWA SDGsプロジェクト(OSP、事務局・琉球新報社、うむさんラボ)は12日午前9時半から、那覇市の琉球新報ホールで年次フォーラムを開く。午前の高校生・大学生の発表、午後1時からのセッション「教育×企業」に続いて2時55分からは「貧困問題解決に向けて、わたしたちができること」と題して沖縄ヤマト運輸の赤嶺真一社長、県商工労働部マーケティング戦略推進課の吉永亮太さんが登壇する。

 OSPは昨年「県経済から脱貧困を考える―給与額が発するメッセージ」と題した催しを開き、県民所得の向上へ企業ができることを継続して考えてきた。吉永さんは「所得や正規化の向上などに取り組む企業を認証する制度を県は4月にも始める。この認証制度や、雇用の質向上に取り組む企業を知り、地域として応援してほしい」と来場を呼び掛けた。参加者が感想やアイデアを表現する時間もある。当日の詳細、申し込みはhttps://okinawa-sdgs-project2022.studio.site/から。

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