再び辞職ドミノとなってしまいました。9日、これまでに「起訴相当」議員4人が辞職の意向を示しました。
香川岳志記者
「事態が動くことになるんでしょうか。検察に呼ばれた議員らが次々と姿を見せています。」
9日朝の広島地検。「起訴相当」と議決された広島県議や広島市議らが続けざまに入っていく姿が確認されました。
その後、広島市議が向かった先は広島市議会の議長室。
議長室から出てきた海徳裕志市議が出した答えは…。
河井克行氏から50万円受け取った、海徳裕志市議
「広島市議会議員を辞職することを決意し、議長に辞職願を提出しました。検察審査会から起訴相当という重い議決が出て再度聴取を受けて、きょう略式起訴の決定がされたわけですから(辞職は)そのタイミングがきょうであった。」
2019年の参議院選挙をめぐり、検察審査会は河井夫妻から現金を受け取り、一度は不起訴となった県議ら35人を起訴相当と議決しました。
このうち34人の事件ついて、東京地検は3日付けで広島地検に移送しています。
いずれも河井元法務大臣から50万円を受け取り起訴相当と議決されていた、広島市議の今田議員、豊島議員、海徳議員は9日、略式起訴に同意し辞職願を提出しました。
河井克行氏から50万円受け取った、今田良治広島市議
「僕は今月75歳になりましたので残された時間がないのでそういうこと。(裁判)をしたくないという気持ちが強かった。(政界を)私は引退します。」
河井克行氏から50万円受け取った、豊島岩白広島市議
「このタイミングで辞めるのは当初から決めていました。私としては政治活動を諦めようという思いは今はもっていません。」
一方、関係者によりますと河井夫妻から現金合わせて200万円を受け取った奥原信也広島県議は、略式起訴に同意したことがわかりました。
広島県議会 中本隆志議長
「(奥原県議が)広島地検へ行ってきたということで、この週末ぐらいには進退を考えるということですね。具体的には後援会などと相談して進退を考えるという話でした。」
また、尾道市の杉原孝一郎議員が辞職願を提出し本会議で正式に認められました。