新潟県の地域外来・検査センター(上越会場)で、PCR検査結果を受験者へ誤って「陰性」と通知する事案が発生

新潟県医療調整本部は9日、有症状者などの検査を実施している地域外来・検査センター(広域型)上越会場において、県が運営を委託している業者である株式会社新宣(新潟市中央区)が、受検者に対し誤った検査結果を通知していた事案が発生したと発表した。

委託業者は8日15時26分、判定不能にもかかわらず、業者から受検者に誤って陰性とメールで通知した。その後、業者から上越保健所へ誤通知があった旨を報告し、保健所から受検者に判定不能である旨を電話で連絡したもの。受験者は9日に再度検査を実施した。

業者が判定不能にもかかわらず誤った検査結果(陰性)を同社の通知システムに登録し、受検者へ誤ったあま通知され、この事案が発生した。陽性者の結果登録は複数人によるチェックを行っていたが、判定不能の結果登録は業者の従事者によるマニュアル通りの作業が徹底されておらず、複数人によるチェックとなっていなかったことが原因としている。

新潟県は、受検者に謝罪するとともに、業者に対して再発防止を徹底するように指導した。また業者は通知システムの登録にあたり、従事者にマニュアル通り作業を指示し、再発防止に努めるという。

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