3月9日19時30分に韓国大統領選挙の投票が締め切られました。
今回の大統領選挙では期日前投票率が過去最高の36.93%に達し、大きな盛り上がりを見せていましたね。
なぜこんなに韓国で大統領選挙が盛り上がっているのでしょうか。背景や構図から3つの理由を推測してみました。
1:大統領選挙は国民が直接大統領を選ぶから
韓国の大統領選挙は、国民が直接投票で大統領を選ぶ直接選挙です。
日本では国民が国会議員を選挙で選び、国会議員が首相を決める間接的なしくみですので、ここが日本との大きな違いであるといえるでしょう。
アメリカ等の諸外国でも大統領選挙は大きな盛り上がりを見せますよね。
2:今回の韓国大統領選挙は与野党一騎打ち!
今回の大統領選挙には4人が立候補しましたが、1人は取り下げました。選挙は「国民の力」イ・ジェミョン氏と「共に民主党」ユン・ソギョル氏の与野党一騎打ちの構図に。
情勢調査の結果を見てみても、イ・ジェミョン氏とユン・ソギョル氏の支持率は横一線。
どちらが勝つかわからない構図は、当日投票に行く人のモチベーションにもつながったのではないでしょうか。
3:選挙のために投票日が休日になる
日本では投票日は日曜日に設定されることが多いですよね。これは「日曜日は休みの人が多いから」です。
一方、韓国の大統領選挙は水曜日に投開票を行います。そしてその日は公休日となるのです。選挙のために平日が休日になるシステムは当日投票に行く人の背中を押してくれそうです。
もちろん韓国でも期日前投票は実施されます。今回の大統領選挙では期日前投票率が36.93%に達し、過去最高の記録となりました。
2017年の選挙では20代・30代の投票率が70%を超える等、若い世代の関心の高さもうかがえます。
ここが違う!韓国の選挙制度
日本と韓国の選挙制度はどのように異なるのでしょうか。
まず、韓国の大統領選挙制度を見てみましょう。
・韓国の大統領の任期は5年
・再選は禁止
・投票できるのは18歳以上
・立候補できるのは40歳以上
・国民の直接選挙で選ぶ
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/5d6fc70d7b7e8ca82bcbb17427e71f42581272ce
韓国の大統領の任期は5年で再選は禁止ですが、日本の首相は再選されれば何期でも務めることが可能です。
投票できるのは韓国・日本ともに18歳以上で同じです。
韓国では大統領選挙に立候補できるのは40歳以上と決められています。日本では衆議院議員が首相を務めることがほとんどなので、実質25歳以上といえるでしょう。
そして、先ほど説明した通り、韓国は直接選挙で大統領が決まり、日本はそうではありません。
まとめ
本日投開票の韓国大統領選挙について簡単に解説しました。
・国民が直接大統領を選ぶ
・与野党一騎打ちのバチバチ勝負!
・選挙のために投票日は休日になる
・韓国の大統領の任期は5年で再選禁止
どの候補が次の韓国のトップになるのか、本日から明日にかけてのニュースに注目です。