日産自動車(横浜市西区)は9日、新型電気自動車(EV)「アリア」の納車セレモニーを同市内で開催した。購入者第1号の千葉県在住の夫婦を招待。晴天の下、出発式が行われた。
式典には、和紙アーティスト佐藤友佳理さんが手掛けた繭(まゆ)型のアート「ARIYA STARTING BOX」も登場。アリアのデザインコンセプト「伝統美術と先進技術の融合」をイメージしたもので、新車の門出に花を添えた。
購入者第1号となったのは中村真司さん、明子さん夫婦。防災の備えとして蓄電池を探していたところEVが蓄電池の替わりにもなると知った。その後、EVについて調べる中で、アリアにたどり着いた。
デザインや先進的な機能にほれ込み、「絶対に買おうと思った」と真司さん。明子さんも「洗練されたデザインが魅力的と感じた」。今週末は、アリアで軽井沢へドライブに出掛ける予定という。
日産の伊藤由紀夫常務執行役員は「アリアは、日本中の皆さまに新次元のワクワクする体験をお届けできる。カーライフに彩を添えられたらうれしい」と話している。