積水ハウス、断熱等級5・一次エネ消費等級6を標準に=賃貸も分譲も対象、業界に先駆け「宣言」

積水ハウス(大阪市北区、仲井嘉浩社長)は2月25日、4月1日契約分から戸建住宅と賃貸住宅の断熱・省エネ性能を引き上げると発表した。

住宅性能表示制度の省エネルギー対策等級の最上位として新設される「断熱等性能等級5」と「一次エネルギー消費量等級6」の仕様を標準化する。

同社の戸建住宅はZEH比率が既に9割超で、賃貸住宅でのZEH受注も好調に推移。同社顧客のZEHに対する理解・受入態勢は整っており、新たな住宅性能表示制度への対応は既定路線と言えるだろう。

ZEHの普及、脱炭素化をけん引してきた同社が業界に先駆けて対外的に宣言したことで「ZEH仕様の標準化」の動きが広がりそうだ。

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