新潟県佐渡市と芝浦工業大学(東京都港区)が人材育成と地域産業の振興を目的とした包括連携協定を締結

佐渡市の渡辺竜五市長(写真左)と芝浦工業大学の山田純学長(写真右)

新潟県佐渡市と芝浦工業大学(東京都港区)は10日、地域社会の発展及び世界貢献に資する人材育成と地域産業の振興に寄与することを目的に包括連携協定を締結した。

3月10日の「佐渡の日」にちなみ同日に締結したが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、協定締結式は実施しなかった。

今回の協定締結に伴い、両者は多様な分野で相互に協力し、人口減少・超高齢化などの社会的課題の解決と持続的な地域づくりの創造に向けて取り組むという。

具体的には、人および知の交流、情報の交流、技術の交流に関すること、豊かな産業及び地域空間の創造に関すること、脱炭素地域及び地域経済循環の形成に関すること、資源循環の推進及び地域産業の育成に関すること、自然資源・生物多様性の保全による地域活性化に関すること、多様な文化・教育及び人材育成に関すること、その他、目的を達成するために必要な事項の7項目となる。また、建築学部建築学科との木育プロジェクトなど、多様な連携に取り組んでいくという。

なお、芝浦工業大学は私立理工系大学として唯一、スーパーグローバル大学に文部科学省から選定されている。スーパーグローバル大学とは、日本国外の大学との連携などを通じて、徹底した国際化を進めて、世界レベルの教育研究を行う「グローバル大学」を重点支援するために2014年に文部科学省が創設した事業である。

© にいがた経済新聞