栃木県内 546人感染6人死亡 宇都宮でクラスター 新型コロナ、10日発表

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は10日、新たに計546人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は5万1285人となった。7、9日に60代の男性と80歳以上の男性3人と女性2人の計6人が死亡し、県内の死者は計220人となった。宇都宮市内の保育施設でクラスター(感染者集団)が発生した。

 死者のうち、80歳以上の女性は施設療養中、5人は医療機関に入院中だった。

 新規感染者は10歳未満~90代の男女で、273人の感染経路が分かっていない。検査なしで医師が陽性判断する「みなし陽性」は31人だった。

 クラスターは職員9人、園児17人の計26人の感染が確認された。

 9日現在の病床使用率は31.0%、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は166.3人。「第6波」で最大だった2月18日の302.4人からは半分ほどにまで減少した。

 入院者191人、宿泊療養者422人、自宅療養者(療養先調整中含む)5570人、重症者5人。

【10日の市町別感染者数】宇都宮市163人、小山市63人、足利市59人、栃木市31人、真岡市27人、佐野市26人、鹿沼市23人、那須塩原市21人、日光市20人、那須町15人、大田原市、壬生町各12人、上三川町10人、那須烏山市、下野市各9人、高根沢町8人、矢板市7人、さくら市6人、茂木町5人、益子町、野木町各3人、芳賀町、塩谷町、那珂川町各2人、県外8人

© 株式会社下野新聞社