横浜市役所に募金箱 市民「心が痛い」、市長らも献花

ウクライナ人らが見守る中、献花する(右から)山中市長、清水議長、高橋副議長=10日、横浜市役所

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、横浜市は10日、犠牲になった人々への哀悼と平和への願いを示す献花台や募金箱を同市中区の市役所1階に設置し、山中竹春市長らが献花した。

 横浜市は、同国の国際港湾都市オデッサ市と1965年から姉妹都市として交流を続けている。清水富雄市会議長、高橋正治市会副議長とともにウクライナ国旗の色でもある青と黄色の花で彩られた花束を供えた山中市長は、「ウクライナとオデッサ市は横浜市の大切な友人。ぜひ募金をお願いしたい」と話した。

 市役所には、現地の支援に役立ててもらおうと多くの市民が募金に訪れた。同市保土ケ谷区の松永清美さん(68)は「心が痛く、早く戦争が終わってほしい」と祈るように語った。

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