『コールマン ペグケース』をレビュー! ペグ&ハンマーを一緒に整理収納 DOD・スノーピークなどおすすめ商品も紹介

キャンプをする際、テントやタープを設営するのに不可欠な小道具のひとつが“ ペグ ”。キャンプ場で散らかったり、失くしたりした経験もあるのではないでしょうか?そこで、今回はペグを収納しておく筆者愛用の「コールマン・ペグケース」をレビューします。ペグケースの必要性、選び方、その他おすすめペグケースなどもお届けしますので、是非最後までご一読ください。

【ペグケースの必要性】テントなどペグ打ちが快適に! 紛失リスク軽減 他のギアを汚さない&傷つけない

今回、ペグケースを紹介するにあたって「ペグ」について簡単に触れておきます。

ペグとはテントやタープを設営する際、風で飛んでしまわないよう...または、しっかりと(テントやタープが)張れるよう地面に固定するための杭のこと。

以下でも詳しくご紹介していますのでチェックしてくださいね。

さて、本題のペグケースですが...「なぜ必要なのか?」その利点について説明します。

ペグ打ちが快適になり時短にもつながる

ペグ打ちの際に専用ケースがないと、手持ちでペグを持てるだけ持っていく&無くなったら補給に戻る、という大変手間のかかる流れになります。

専用ケースがあれば、ケースごと持ち運びながらペグ打ちが出来るので、快適&時短にペグ打ち出来ます。

紛失リスクを軽減

手持ちでペグを複数持っていると、ふと地面に置いたときにそのまま忘れたり、他の荷物と一緒に入れておくと数がちゃんとあるか管理が大変です。

やはり専用ケースにすることで、大切なペグの紛失リスクを軽減できます。

他のギアへの汚れや破損を防ぐ

地面に打つ道具ですので、ペグは汚れますし、先端がやや尖っています。そのため、他のギアと一緒に入れると、汚れが付きますし、丈夫な専用ケースでないと尖った先端で破れてしまうこともあり得ます。

【ペグケースの種類と選ぶコツ】ソフト・ハード・腰掛けタイプ別に紹介

「ペグケース」には大きく分けて「ソフト」「ハード」「腰掛け」のタイプがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。

ソフトタイプ

多くのペグケースがこのソフトタイプです。金属等ではなく、コットンキャンバスやバリスティックナイロンなど、強度を保ちながらも比較的軽量な生地で作られているのが特徴です。

数が増えると重いペグや一緒にペグハンマーを入れて収納&持ち運びができるため、ケース本体が軽量である点は重要ですね。

ハードタイプ

ペグケースとして売られている商品でも、その本来の役目から“工具箱(ツールボックス)”として使用できたり、工具箱をペグケースとして代用しているキャンパーも多いです。

ハードタイプのペグケースと言われているものは、主に金属でできた工具箱を指すことが多く、ご存知の通り、抜群の耐久性があり長年使用できるのが魅力です。

ただし、中身を入れると重くなり携帯性に欠ける...金属同士ぶつかる音が大きい点などデメリットと言えるかもしれません。

腰掛けタイプ

腰に引っ掛けて身に付けることが出来るタイプもあります。

ペグ打ちの際、テントやタープの周りを移動しながらサッと取り出してすぐ使用できることが一番の魅力。

ただし、多くのペグを入れすぎるとベルト等に付けるのでベルトがずり落ちそうになったり、締め付けられるのが気になる可能性も...。少量であったり、軽量なペグの運搬に向いています。

筆者のおすすめは「ソフトタイプ」

私の個人的な感想としては...やはりケース本体が重いのはネック。ソフトタイプはハード程ではないとは言え、厚手の生地で作られているものが多く耐久性でも問題ないかと思っています。

腰掛けタイプも便利ですが、鍛造ペグなどを使うとやはり重くなるため、一度に運べる量が限られてしまいます。そのため、数か所ペグ打っては拠点に戻って補給、というスタイルになりがちです。

以上より、筆者的には「ソフトタイプ」をおすすめします。

もちろん、最終的には個人の好みや持っているギア次第になるので、ご自身にあったタイプを選んでみて下さいね。

「コールマン ペグケース」のおすすめポイント! シンプルで丈夫•撥水加工あり•大容量収納•二人で運べる

まずは筆者の愛用するコールマンのペグケースを紹介します。

グリーンやレッドのイメージが強いコールマンですが、こちらはサンドカラーでキャンバス生地というおしゃれなデザインで、家の小物入れにも使えそうな見た目です。

ペグやハンマーの他にも小物をひとまとめに収納でき便利です。

1.「シンプルかつ丈夫な作り」

おしゃれでシンプルなデザイン筆者撮影
ほどよいサイズ感筆者撮影

本体とフラップ(蓋)を留めているバックルはワンタッチで開け閉めできるシンプルな構造。耐荷重も15kgとかなりあるため、大量のペグを入れても安心です。

2.「底面には撥水加工」

キャンプ場では地面が濡れていたり、湿っていることもしばしば。

このペグケース底面には撥水加工が施されているため、直接地面に置いても水がしみ込みにくい作りになっています。

もちろん、完全な防水ではないため、なるべく濡らさぬようにするのがベストですが、多少であれば気にせず使えるところが嬉しいポイントです。

3.「大容量の収納力」

大容量のペグケース筆者撮影

中にはメインの収納部と内ポケットがついています。

広さ奥行きも十分で、写真では鍛造ペグ16本、アルミペグ13本、ペグハンマー1本を入れていますが、まだまだ余力のあるスペースでした。

蓋裏に小物入れあり筆者撮影

さらに蓋裏には小物入れが二か所ついており、あるのと無いのでは収納力にも差が出てきます。(あると結構便利)

4.「両サイドのハンドルで二人でも運べる」

両サイドにハンドル付き筆者撮影

大容量の収納力なので、ついたくさんペグを入れるとかなり重くなることも。そんな時は両サイドのハンドルを使えば二人で楽々運ぶことも出来ます。

こういったユーザー目線の作りが、「さすがコールマン!」と言いたくなります。

「コールマン ペグケース」気になるポイント! 汚れが付着しやすく落ちにくい•蓋と本体の間にやや隙間が

人によっては気になるポイントも記述したいと思います。

1.「汚れが付着しやすく落ちにくい」

ソフトケースゆえの宿命ですが、汚れが付くとなかなか落ちにくい素材である点が気になるポイントです。

やや強引な考えですが、キャンプで使うものと割り切って、“多少の汚れはむしろ味わいだ”と思えば気になりませんが...。

2.「蓋と本体の間にやや隙間」

蓋の側面に隙間あり筆者撮影

構造的に蓋を閉めても側面にはやや隙間が出来てしまいます。正しく置いておけば問題ありませんが、倒れたり逆さにすると中身が出る恐れもあります。特に車の積載の際には注意が必要です。

【その他ペグケース】スノピ マルチコンテナ•腰&肩掛けタイプ DOD•1本づつ収納可能キャンピングムーン

こちらはスノーピークのマルチコンテナです。

“マルチコンテナ”という名の通り、何を入れても良いバッグですが、ペグを入れるのにちょうど良いサイズ感と耐久性を備えています。

作りとしては先ほど紹介したコールマンのペグケースとかなり似ているため、スノーピークが好きな方はおすすめです。

DODらしいユニークなネーミングのペグケースがこちらです。

腰に巻いて持ち運べるタイプですが、付属のベルトで肩掛けでの使用にも対応しています。

外側にはハンマーを装着できるベルトループもあり、さっと取り出すのに便利。小型ながら、サブポケットも付いており、収納性と使いやすさを追求しています。

【製品情報】
●サイズ:(長さx幅x高さ)47 x 31 x 1 cm

●材質:6号帆布キャンバス生地

●仕様:Max 30cm対応

※ハンマー1本、30cmまでのペグ10本と20cmまでのペグ10本を一括収納可能(20cmのペグなら上下から40本収納可能)

こちらのキャンピングムーンのペグケースは、中にまとめてドカッと入れずに一本ずつホルダーに収納するタイプ。運ぶ際はハンマーを重ねてクルクル丸め、マジックテープで固定します。

一本一本ホルダーに入れていくため手間はかかりますが、紛失時にはすぐに気づきますし、キレイに保管できます。外側にはハンドル付きですので、手提げにもなります。

上級キャンパーのマストアイテム「ペグケース」テント・タープ設営に心強い味方

コールマン ペグケース筆者撮影

特に初心者キャンパーさんの場合、他のギアに比べ購入優先順位は低くなりがちな“ペグケース”。しかし、テントやタープ設営する際には有ると無しでは大違いなんです。上級キャンパーほど、大切なペグを専用ケースに入れている方も多いです。快適キャンプを目指して検討してみてはいかがでしょうか。

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