辞職ドミノ15人に 4県議が辞職願 中本議長「大惨事」 広島

県内議員の辞職ドミノが15人となりました。

元議長ら県議4人の辞職願を受け取った中本議長は「県議会にとって過去に例がない大惨事」と影響の大きさを受け止めました。

11日午後3時半ごろ「起訴相当」と議決された県議3人が立て続けに県議会の議長室を訪れました。目的は3人揃って辞職願提出です。

砂原克規県議「最初から言いましたように検察の結果を聞いてから判断して辞職することにしました」

宮本新八県議「同じです。3人で同一行動をとるということで、検察の判断を待って辞表を出した」

平本徹県議「私は以前から検察の判断が出たら自分の進退を決断すると申していたので、それが出たのできょう(辞職願を)出させてもらいました」

3人の県議は同じ会派の所属で、いずれも略式起訴に同意し辞職を決断したということです。

記者「ご自身の行動で何が問題だったととらえているか」

砂原克規県議「うかつにも受け取ってしまったということです。そこが全てだと思います」

宮本新八県議「同じです。受け取ったことですごく反省しています」

平本徹県議「返そうと努力をしてきましたが結局事件発覚まで返せなかった。それが私の一番後悔するところであります」

午前には河井夫妻から現金200万円を受け取った元議長の奥原信也県議も辞職願を提出しました。

略式起訴に同意していて15日に会見を開き経緯を説明する予定です。

県議会は64人の定数に対し、8分の1に当たる議員が辞職する事態に中本議長は。

中本隆志議長「8人の欠員が生じているということで、県議会にとっても過去例がない大惨事だと思っている。危ういものには近寄らない。議員同士でも政治とカネにまつわることには近づかない。駄目なものは駄目と言える態勢をまずは作っていかないといけない」

4人の辞職が正式に認められれば、検察審査会の議決後に辞職した県内の議員は15人となります。

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