介護の義母殺害 懲役9年 大分

 

介護する義理の母を殺害したとされる女に実刑判決です。森容子被告(54)は2021年10月、同居する義理の母、幸代さん(当時78歳)の胸などを、包丁で複数回刺して殺害した罪に問われています。大分地裁は懲役9年の実刑判決を言い渡しました。森被告はこれまで裁判で起訴内容を認めていて、量刑が争点となっていました。11日の判決公判で岩田光生裁判長は「介護で精神的に追い詰められていた事に同情の余地はあるが、介護の期間が比較的短く家族の援助もあり、殺害以外の選択肢もあった」としました。弁護側は控訴について、今後被告人と相談して決めるということです。

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