【新型コロナ】横浜で13人死亡、2431人感染 区別住所地発生状況も公表

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は11日、新たに13人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女2431人の感染が確認された、と発表した。重症1人、中等症5人、軽症2326人、無症状36人で、63人が調査中。

 市によると、死亡したのは60~90代の男女。13人のうち6人はクラスター(感染者集団)が発生した病院の患者や施設の入所者だった。

 金沢文庫病院(同市金沢区)では2人が亡くなった。80代男性は3月1日に発熱し、陽性が判明。2日に死亡した。別の80代男性は2月16日に感染が分かり20日に発熱、3月3日に亡くなった。同病院での死者は4人になった。

 上白根病院(同市旭区)では90代男性が2月18日に陽性と判明、3月4日に死亡した。同病院で亡くなったのは5人になった。

 関東病院(同市磯子区)では70代男性が2月5日に発熱し7日に陽性が判明。25日に亡くなった。同病院では3人が死亡した。

 イムス横浜狩場脳神経外科病院(同市保土ケ谷区)では60代男性が3月2日に発熱し、検査で陽性と分かった。3月6日に死亡した。

 有料老人ホームでは90代女性が2月25日に発熱し、陽性が判明。3月8日に亡くなった。

 同市金沢区の70代男性は7日に発熱し、8日に自宅で倒れているところを発見。救急搬送された病院で陽性と判明したが同日亡くなった。同区の70代男性は2月11日に発熱を訴え15日に診療所で陽性と分かった。呼吸苦があり別の病院に入院、27日に亡くなった。

 同市南区の90代男性は3月7日に体調不良で入院し、病院で陽性が判明。9日に死亡した。2月25日に3回目のワクチンを接種したという。

 同市港北区の70代男性は2月24日に発熱し27日に病院に入院、同日に陽性と分かった。3月9日に死亡した。

 都内の80代女性は3月7日にめまいが出たため救急搬送されたが、市内の病院に到着した時には心肺停止状態だった。検査で陽性が判明したが同日亡くなった。死因はくも膜下出血だったという。

 80代と90代の男性2人は公表の同意が得られなかったという。

 また市は、職員と利用者の計19人が感染した通所介護施設でクラスターを認定した。

 市が10日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜日更新)。

 ▽鶴見区=1万7034人▽神奈川区=1万4084人▽西区=6383人▽中区=1万165人▽南区=1万2563人▽港南区=9709人▽保土ケ谷区=9883人▽旭区=1万1696人▽磯子区=8306人▽金沢区=8522人▽港北区=1万8023人▽緑区=9000人▽青葉区=1万5326人▽都筑区=1万1867人▽戸塚区=1万2365人▽栄区=4219人▽泉区=6294人▽瀬谷区=5246人▽市外=8330人

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