【新型コロナ】11日の神奈川 26人死亡、5617人感染 6人がオミクロン亜種

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で11日、26人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女5617人の感染が新たに確認された。

 県によると、県所管域で先天性の疾患がある10歳未満の男児が亡くなった。県内在住の未就学児で、専門病院を退院して自宅で過ごしていた3日に陽性が判明。8日に先天性疾患に起因する呼吸不全で亡くなったという。

 横浜市内では60~90代の男女13人が死亡し、うち6人はクラスター(感染者集団)が発生した病院の患者や施設の入所者。金沢文庫病院(同市金沢区)では2人が亡くなり、同病院での死者は4人になった。

 上白根病院(同市旭区)では90代男性が4日に死亡し、同病院で亡くなったのは5人となった。関東病院(同市磯子区)では70代男性が亡くなり、同病院での死者は3人になった。イムス横浜狩場脳神経外科病院(同市保土ケ谷区)では60代男性が6日に死亡した。

 県は新たに275人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は1万2750人になった。

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 県は、既に公表した県内在住の感染者6人が、オミクロン株の一種でより強い感染力を持つとされる派生型「BA・2」に感染していた、と明らかにした。県内の派生型感染者の累計は13人になった。

 在日米海軍横須賀基地は11日、同日現在で関係者108人が感染していると発表した。

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