ワークマンの新作キャンプギアの中から、筆者が選んだ「約3万円で揃うおすすめキャンプギアセット」をご紹介します。これからキャンプを初めてみたいなという方やワークマンの良さそうなキャンプギアを探している方はぜひ参考にしていただきたいです。
ワークマンで揃うキャンプ入門ギア10選をご紹介
ソロキャンプに必要な標準装備の7割くらいはコストパフォーマンスを重視するならワークマンで揃えてみてもいいんじゃないかなと思い、FUKUが選ぶワークマンソロキャンプ入門装備の一例を見ていただこうと思っています。
ワークマンのキャンプ用品
最初に正直にいうと、キャンプ用品は自分が好きなものを買うのが一番です。
世間でコスパが悪い、使いにくいと言われているものがあったとしても、自分がそのブランドや製品が気に入ったのならやっぱりそれを買うのが一番いいと思うんです。
そのためこういった入門装備もどれが正解とかはありません。
また、これくらいの種類の3シーズン用のキャンプアイテムを3万円で揃えることはワークマンでなくてもできると思います。
予算に重点を置かないのであれば、もっと個性的な自分好みの選び方も楽しめるでしょう。
セレクトポイントは
ただ今回はワークマンのキャンプギアサンプルをいくつか試させていただいたので、
- 比較的簡単に取り扱うことができる
- 快適なキャンプができる性能がある
- コストパフォーマンスが高い
というポイントを入れながら、ソロキャンプ入門装備として私の視点で選んでみました。
商品を実際に見てみると、その仕様と価格のバランスがとてもいいなと思った物ばかりです。
それでは早速ご紹介してまいりましょう!
その(1) フュージョンダウンシュラフ
冬でも場合によっては活用できる可能性もありますが、とりあえず3シーズンで考えるなら十分暖かく眠れるシュラフだと思います。
天然ダウン特有の濡れた時の乾きにくさ等、弱点も多少ありますが、それも化学繊維と混ぜ合わせたフュージョンダウンのおかげで、ダウン100%のシュラフよりは強くなってます。
個人的にはこれだけの暖かさがあって軽くてコンパクトなシュラフなので、キャンプの入門装備としては十分なスペックかなと思っています。
その(2) フィールドグローブ
手袋は500円台で買えるんですけど、柔らかくて熱にも強くて十分いいものだと思います。
その(3) パラフィン帆布フィールドシート
このパラフィン帆布フィールドシートも必須ではないですが、キャンプに一枚あると物を置いたり自分が座ったりと何かと万能に使えます。
また、実際にキャンプサイトで使っていて、見た目もいいシートなので1500円で買えるこのシートは一枚あった方がいいかなと思います。
直火が直接当たり続けてしまうようなことがあるとちょっと危険な部分もあるので、それは知っておいて使えばすごくいいシートだと思います。
その(4) 軽量ハンドアッキス
アッキスはモーラナイフなんかを買えばなくてもいいんじゃないかとも思いますが、小さな薪を割ったり、細かく割いたりするような動作はユニフレームの斧に近いものがあるのでいいんじゃないかなと思います。
一般的な斧で連想するような太い薪をパカンと割ったりするようなことには不向きなので、自分のスタイルで考えて必要な方にはとてもおすすめです。
その(5) 真空ハイブリットコンテナ
真空ハイブリットコンテナはとにかく保冷力は高いということで人気があります。
取手の向きで、このままじゃ開きませんが、反対に取手を向けるとパカっと開きます。
やはり、入門装備において簡単に扱えるというのはすごく大事だと思いますし、かつ真空のコンテナなのでそこらへんのソフトクーラーより保冷力高いと思います。
ソロキャンプだったら適当に飲み物とか入れてもまだまだ余裕があるので、食材と氷等を入れて閉めれば十分な保冷力を持ったソロ用のクーラーとして使えるんじゃないかと思います。
この2500円という価格は小さめのソフトクーラーを買うことができるくらいの値段ですが、ワークマンにもこういった便利なものがあります。
その(6) 耐熱フィールドテーブル
アルミ天板が3枚の、ソロで使いやすいようなサイズ感です。
組み立てのギミックもよく考えられていて、初めてキャンプする方でも一旦覚えてしまえばそんなに難しくはないテーブルかなと思っています。
その(7) BASICドームテント
4900円で買えるテントとしては1人で使える最低限の室内スペースがあって、小さいながらも前室、キャノピーもあります。
スタンダードなドームテントなので、自立型でどんな場所でも対応しやすいし、吊り下げ式のため組み立てもしやすいと思います。
安いテントですが、ベンチレーターもつけているし、キャノピーポールも最初からついています。また、ベーシックドームテント専用のキャノピー延長ポールもあります。
税込299円で買えますから、個人的にはテントと一緒に買われることをお勧めします。
最初からついているキャノピーポールは色々な複雑な事情があり、少し短くなっております。
使えないことはありませんが、つけたほうがよりかっこよく快適に使えると思いますので、一緒に買われることをお勧めします。
その(8) セパレートインフレータマット
セパレート式のインフレーターマットです。
ある程度自動でしっかり膨らみますし、二つに分かれているため折畳むことも可能です。
入門者さんでも使いやすいマットかなと思いました。
このくらいの予算ですと、寝心地を考えるといいかなと思いました。
最後はこのアルミフレームチェアとスクエアタープになりますが、この二つはまだサンプルをご紹介していなかったので、開封レビューをしましたので、みていただければと思います。
その(9) アルミローチェア
ワークマンのアルミローチェアです。
このチェアについては、開封・組み立て・使い心地を詳しくレビューいたします。
アルミローチェアを開封
ワークマンアルミローチェア。お値段税込2500円です。
これは迷彩柄ですが、キャメル、あとカーキとブラウンです。これだけ届いたので、4色展開だと思います。
カラビナが2個、フレームとシート、説明書がついていました。
重量はケース込みで1076g
フレームとシートだけだと950gでした。
フレームはよくあるヘリノックスのチェアのようなタイプで、柔らかい地面にも沈み込み防止のキャップがついております。
[ 画像が省略されました ]
カラビナはケースをチェアにつけるためなんですね。
では組んでみましょう。
黒く塗装されたアルミフレームで、適当にやっても初めての人でも、簡単に組めると思います。
シートは切れ目と後ろのメッシュが変わってますよね。
あとポールを差し込むポケットはループがついているので、引っ張ってはめるということがしやすくなってますね。
ではやってみましょう。ループを引っ張ってハメる。
こういった付け方は初めてですけど、ループがあった方がハメやすい感じがあります。
ケースも持ち手がついているので、実はシートをくっつける前にフレームに通しておけばカラビナはなくてもいけるんですけど、せっかくあるのでつけてみました。
[ 画像が省略されました ]
アルミフレームで軽いしシンプルでいいと思いますが、気になるのはやはりこの切れ込みですよね。
座り心地も含めて外で試してみたいと思います。
アルミフレームチェアを外で実際に使ってみます
外にやってきて椅子を置いてみました。
ちょっと座ってみたいと思います。
[ 画像が省略されました ]
普通ですね。ヘリノックスのチェアワンとかと同じような感じです。
背中のひらひらの切れ目ですが、座ってる限り不快感も感じませんし、座ることで色々なところに隙間ができて風通しが良くなるんじゃないかと思います。
横から見ると、こんな感じです。
標準的な高さとシートの広さかなと思います。
ヘリノックスのチェアワンと並べて置いてみましたが、やはり座面の高さはほぼ一緒です。
前の部分まででいうとざっくりどちらも35cmくらい。
シートの幅はワークマンは51cm、ヘリノックスのチェアワンは51.8cmくらいなのでそんなに変わらないです。
座り比べてみると、ほとんど違いはないように思います。少し動かしてみると、フレームはよじれますが、弱い感じはしません。
ワークマンも同じくそんなにフレームが弱い感じはしませんね。
続いてワークマン今年の新作の「燃え広がりにくいローチェア」を持ってきました。
こちらは角形のスチールフレームで結構がっちりしていてシートの幅も広くなっています。
アルミチェアは51cmでしたが、こちらは57.5cmくらいあるので座り心地がかなり違うんじゃないかなと思います。
確かに、まず左右に揺らしてみても「燃え広がりにくいローチェア」の方ががっちりしています。シートの幅が広いので、座り心地がゆったりとしてます。
アルミフレームチェアは筆者は175cm73kgなんですが、この椅子のシートでピッタリという感じで、あまり大柄の人だと窮屈に感じるかもしれません。
どっちがいいかっていわれると用途によりますよね。筆者は持ち運びが軽くてコンパクトな方が好きなので、断然アルミフレームを勧めますけど、重さは気にしなくて、難燃加工もついているしシートもゆったり広いという面で見るとお値段も安いので、選択肢によっては全然ありだと思います。
全色並べました。
独特な感じの迷彩柄。ちょっと暗めな色合いのカーキ。そして落ち着いた感じのブラウン。そしてキャメル。
[ 画像が省略されました ]
やはりこのカーキとブラウンは似通ってますよね。
座り心地は悪くないし、アルミフレームで軽いし、背中の通気性は夏になるとよくわかるのかもしれないけど、脚も沈みにくい加工がされているし、2500円という価格を見るとコストパフォーマンスは高いんじゃないかなと思いました。
その(10) BASICスクエアタープ
続いてベーシックスクエアタープを開封・試し張りレビューしていきます。
ベーシックスクエアタープを開封
ベーシックスクエアタープ。お値段4900円です。
この価格でポール、ロープ、ペグもついています。サイズは300cm×347cm全て含めた総重量2.5kg。ポール付きなのである程度の大きさと重さにはなっています。
[ 画像が省略されました ]
耐水圧の記載はありませんでした。
スチール製のポールが2本ついていました。
以前ご紹介したTCペンタゴンタープと同じフレームですが、本数としては4本ずつです。
ペンタゴンの時は先端をより立ち上げるために片方が5本になっていました。
あとは袋にペグが入っています。
ペンタゴンタープのペグはもう少し短かったような気がしますが、このペグは25cm弱ありますね。
この長さならしばらくの間使えるかもしれないですね。どちらにしてもそこまで強いペグではありません。
ロープはブラックで渋いです。ロープにはプラスチック製の自在付きです。
[ 画像が省略されました ]
ポールもロープもブラック、ペグもシンプルですが長め、このカラーリングは割と好みです。
すでにポールは持っていてスクエアタープの布だけが欲しいという方もいるかもしれないので、タープ部分だけの重さを測ってみると749gです。
このタイプはエントリーモデルではありますけど、ワークマンさんお得意の耐久撥水ディアマジックダイレクト加工はされています。
生地はエントリーモデルのタープによくあるような薄手のポリエステルで、ポリウレタンだと思いますが、防水加工はされているようです。
縫い目の上にはシームテープ。安いタープではありますが、割と綺麗に処理がしてあると思います。
ポールを建てる2ヶ所にはハトメ穴がついていて、センターの縫い目にもシームテープがしっかり貼られていますね。
とりあえず外に張りに行きましょう。
ベーシックスクエアタープを試し張り
それでは屋外に持ってきましたので、実際に立ててみたいと思います。
ポールは1本あたりが4本つなぎになっています。はめるときには押し込むだけで固定がされます。
できました。
思ったよりも超ベーシックなタープです。
中の広さや高さがどのくらいなのか、一度入ってみたいと思います。
[ 画像が省略されました ]
175cmの私が中心に立てばギリギリ頭が当たるかどうかという感じでした。
中に入ってみるとこんな感じです。
広さはソロで考えたら十分で、2、3人でも使えそうです。
欲を言えば周りに何ヶ所かループがついていると、さらに欲を言えば真ん中やその周りにもループ等をつけてくれていると色々な張り方のアレンジができます。
また、ハトメ穴も4隅にもついているといろいろ楽しめるタープになったかなとも思います。
シンプルな形にしかできないんだけど、これで使いますというならある意味シンプルで美しい形をしたタープだとは思いますが、タープのいろんなアレンジを楽しみたいなという方には向いてないと思います。
とりあえず日除けのシンプルなタープが欲しいというならポールもついてますし、4900円なら安いんではないかと思います。
かっこいいタープの張り方をしてみたいという気持ちが最初からあるなら少し奮発して、いいタープとポールを買ってもいいのかもしれませんね。
ワークマンで揃えられないけど必要なもの
今年のワークマンのキャンプ用品、種類は膨大にありますが、キャンプに必要な全てのアイテムがワークマンで揃うわけではありません。今回のキャンプギアに入らなかったもののおすすめをご紹介いたします。
焚き火台
個人のおすすめで考えると焚き火台は5000円くらいかけるといいですね。
例えばバンドックのロータス
Tokyo Camp
もっと小さいものでいいなら、ヨーラーの焚き火台もおすすめです。
ランタン
筆者だったらランタンは6000円くらいかけますかね。
一応ワークマンの今回のラインナップにもLEDランタンはあるみたいですが、今現在の中でなら個人的にはまだ他社製を選びます。
明るさとコンパクト製とかっこよさにこだわるなら、ゴールゼロかレッドレンザーなどはいかがでしょう。
転売品でなければ4000円台だと思うし、キャプテンスタッグのオイルランタンなどは1500〜1600円くらいで購入できます。
クッカー
クッカーはこだわりがなければとりあえずメスティンでいいんじゃないかなと思います。
これも1000円程度で買えるでしょう。
ナイフ
ナイフは少しハードな使い方もしたいならモーラーのヘビーデューティー
食材を切るくらいしか使わないのであればオピネル
が、いいんじゃないかと思います。どちらも2000円台で購入できます。
薪バサミ
薪バサミは、実は今年ワークマンから良さそうなものが出ています。
こちらは薪つかみバサミという商品で、国産です。鍛治の街新潟県三条製です。
以前ワークマンの担当者の方からチラッと聞きましたが、本当に職人さんの手作りで作っているそうで、結構いい質感をしています。
税込で1900円ですが、そんな感じの薪バサミには見えないなという感じがします。ケースもついてるし動きも質感もいい。
筆者の握り方だと少し使いづらいため今回選びませんでしたが、ものとしてはいいものでお安いと思います。
薪バサミは100円ショップでも買えますし、個人的なおすすめはベルモントのUL火バサミ
ですが、これも3000円弱くらいですね。
ペグ
ワークマンのテントやタープは一応ペグがついていますが、かなり頼りないものになります。
そのためとりあえず最初は使うというならいいんですが、私だったら買い替えますね。
多少重たくていいなら丈夫なペグが安く売ってますし、テントとタープで必要な本数を揃えると3000円くらいになるかと思います。
その他
ここまでで私が話したワークマン以外のものを合わせると2万円くらいですね。
あとはまだ細々したものが入ります。
カトラリー・カップ・ライター・着火剤・ノコギリ・火吹き棒など。
こういったあったらいいという小物はこだわらなければ100円ショップやホームセンターなどで安く買えるので10,000円もかからないと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は2022年2月現在の筆者が選んだワークマンキャンプギアのソロキャンプの入門3万円セレクトをご紹介させていただきました。
およそ3万円ほどで買える主要装備があれば、キャンプ道具の中でもお金がかかる7割くらいを揃えられますので、入門者さんにとっては予算的にかなり助かる部分があると思います。
もちろん値段だけでなく性能や使い勝手も考えて選びましたので、これからキャンプを初めてみたいなという方やワークマンの良さそうなキャンプギアを探している方は参考にしていただけたらと思います。
今回も皆さんのキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
Youtube動画で詳細をチェック
こちらの記事で紹介した内容は、動画でより詳しく見ることができます!ぜひチェックしてみてください!