母子死亡の浦添多重事故、ダンプ運転手を書類送検 沖縄県警、事故から1年余

 沖縄県浦添市の国道330号伊祖トンネル付近で、昨年2月、暴走したダンプカーが中央分離帯を乗り越え反対車線に進入し、那覇市の無職の26歳女性と1歳の息子が亡くなるなど、計5人が死傷した車5台が絡む多重事故で、県警は11日、適正なハンドル操作やブレーキ操作を怠ったとして自動車運転過失致死傷の容疑で、ダンプカーの男性運転手を那覇地検に書類送検した。県警は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

 書類送検容疑は、2021年2月11日午後1時すぎ、宜野湾市方面から那覇市向けにダンプカーを走らせ、運転上の注意義務を怠った上、過失により鉄柱などに衝突し、巻き込んだ車に乗車していた男女計5人を死傷させた疑い。

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