新議長に深堀氏、副議長は武次氏 長崎市議会

(左から)武次良治氏、深堀義昭氏

 長崎市議会(定数40)の井上重久議長(68)=市民クラブ、4期目=と岩永敏博副議長(60)=自民創生、3期目=は11日、定例市議会にいずれも「一身上の都合」を理由に辞職願を提出し、許可された。正副議長選が行われ、第58代議長に深堀義昭氏(77)=自民創生、11期目=、第65代副議長に武次良治氏(69)=明政クラブ、3期目=を選出した。
 正副議長の任期は地方自治法で4年と規定しているが、同市議会では1~2年での交代が慣例となっている。井上氏は2020年9月から、岩永氏は21年3月から、それぞれ務めていた。
 議長選の投票結果は深堀氏35票、内田隆英氏=共産=3票、無効2票。副議長選は武次氏37票、中西敦信氏=共産=3票だった。
 深堀氏は就任あいさつで「責任の重大さを痛感している。100年に1度の変革期と言われ、長崎市は今まさに歴史を刻もうとしている。市の発展と市民福祉の向上のため最大限の努力を尽くしたい」と決意を表明した。武次氏は「行政と協調して新型コロナウイルス対応や地域経済の回復に力を注いでいかなければならない」と力を込めた。


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