くじゅう連山の坊ガツル湿原で、この時期恒例の野焼きが行われました。
坊ガツルの野焼きは、 湿原を保全するために雑草や害虫を駆除して新たな芽吹きを促進しようと毎年この時期に行われています。地元の実行委員会や九州電力の社員ら100人あまりが参加。長く伸びたススキや雑草に火が放たれると勢いよく燃え広がり、約1時間ほどで33ヘクタールを黒く焦がしました。
坊ガツルの野焼きは後継者不足のため一時期中止されていましたが、自治体や九州電力が協力して22年前に復活させました。
野焼きで黒一色となった湿原は、2ヵ月後には一面の新緑に生まれ変わります。