超大物歌手の伝記映画製作も本人関与せずか 代理人は楽曲など使用許可の意思なし表明も

歌手ビリー・ジョエルの伝記映画が製作される。アダム・リップが脚本と監督を担う「ピアノ・マン」では、ビリーのメジャーデビューまでの道のりを辿る見通し。1960年代にロングアイランドでカバーバンドとしてステージに立っていたビリーが、16歳で最初のマネジャー、アーウィン・マズールに見出され、転機となった72年のパフォーマンスで伝説的レコードプロデューサー、クライヴ・デイヴィスの目に留まる姿を描く。

しかしながらビリーの代理人によると、本人は映画製作に関わっておらず、楽曲や名前、肖像権や伝記の使用を許可するつもりはないとのこと。一方で製作のジャイガンティック・スタジオは、65年から72年にかけて「ピアノ・マン」でブレイクする以前のビリーのマネジャーを務めたマズールの伝記に対する権利を獲得しているという。

リップの父であるアーティは、ビリーと初のソロ契約を結び、71年のデビューアルバム「コールド・スプリング・ハーバー」を自身のレーベルからリリースしていたという。リップは「ビリー・ジョエルは、私が4歳の時に父が彼のレコードレーベルでジョエルと契約して以来、私の人生の一部となっています。彼の音楽は私のDNAに埋め込まれていますし、ビリー・ジョエルがどのようにして『ピアノ・マン』となっていったのかという語られたことのないストーリーを探求し祝福するのが映画製作者としての私の夢でした」と意気込みを語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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