人気ドラマ出演俳優 ヘイトクライム「自作自演」で懲役150日の実刑判決

俳優のジャシー・スモレット(39)が、ヘイトクライムを「自作自演」したとして懲役150日の判決を受けた。ドラマ「Empire成功の代償」などで知られるジャシーは2021年12月、19年3月に人種差別的、同性愛者嫌悪的な暴行を受けたとして警察に虚偽通報したことなど5件で有罪になっていた。

11日、シカゴのクック郡裁判所で量刑を言い渡されたジャシーは、「裁判官、私はあなたや陪審に敬意を払いますが、私はこれをしていません。そして私は自殺願望はありません。あそこで私の身に何か起こっても、それは私が自分にしたことではありません。それをあなた方は知っているべきです」と語った。

懲役刑のほか、30カ月の保護観察期間、12万106ドル(約1400万円)の賠償金、2万5000ドル(約290万円)の罰金の支払いを命じられたジャシーだが、裁判を通し、男性2人を雇いヘイトクライムを自作自演したという容疑を否定し、無実を主張していた。そして2月には、自身の弁護団が陪審員選出に関われなかったことを理由に新たな裁判を申し立てている一方で、判事には評決を保留するよう求めていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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