別荘地の高齢者、地域との交流に 地元住民らの催し提供 13日開催、那須のホテル

マルシェの企画に携わった元吉さん

 【那須】飲食を楽しみながら地元団体などによる催し物を観覧できる「街のフォレストマルシェ」が13日、高久乙のホテルフォレストヒルズ那須で初開催される。別荘地に住む高齢者と地元住民らが気軽に交流できるきっかけを生み出そうと、同ホテルが企画した。

 同ホテルは地元に愛される施設を目指し、地方創生に向けた地域課題の調査を行っている。別荘地に住む高齢者は定年退職後に移住した人が多く、1人暮らしで話をする場所が少ない人もいることが分かったため、地域に出る機会としてマルシェの定期開催を決めた。

 マルシェは屋外で開催。催し物や物販にはさまざまな地元団体が協力する。黒田原リヤカー屋台振興組合による飲食の提供や、那須音頭保存会と地域のフラダンス教室による踊りの披露を予定している。また、ペット連れの来訪者向けに当日エントリー可能のドッグレースも実施する。

 企画に携わった同ホテルの元吉祐里(もとよしゆり)代表室長(40)は「いずれは観光客も呼び込み、若い世代にも那須への移住を考えてもらう場所にしたい」と話す。

 (問)同ホテル0287.78.0666。

マルシェのチラシ

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