13日（日）は、東北を中心に雪融けを進めるようなまとまった雨となる見込み。多雪地ではなだれなどに注意が必要。西日本や東日本では日ざしが少なくても暖かな空気が入るため、4～5月並みの気温の所が多くなりそうだ。

東北は融雪災害に注意を

　13日は、前線を伴った低気圧が東北付近へ近づく見込み。このため、東北では雨の降りやすい天気が続き、特に、13日夜のはじめ頃から14日（月）明け方にかけては、日本海側を中心に強い雨が降り、雨量が多くなるおそれがある。
　また、気温が高く、積雪の多い地域では雪解けが進む見込み。なだれと共に土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要。また、雨により積雪の重さが増すため、老朽化している建物などの倒壊にも注意が必要だ。

5月並みの気温の所も

　西日本や東日本も、日本海側を中心に所々でにわか雨があり、特に夜は雷を伴う所もある見込み。関東では13日いっぱいは大きな崩れはなさそうだが、雲は広がりやすい天気が続く見通し。
　ただ、日ざしが少ない地域でも、気温はこの時季としては高く、最高気温は東京で4月中旬並みの19℃、福岡で5月上旬並みの23℃など、西日本や東日本を中心に4月から5月並みの暖かさになりそうだ。
　また、南風が強まる所もあり、花粉の飛ぶ量も多くなる見込みで、万全な対策を心がけたい。

（気象予報士・佐々木聡美）