きょう（日）も暖かな空気に覆われて、今年一番の暖かさになっている所もある。東北ではあす（月）にかけて大雨となる所があり、雪解けも進むため、土砂災害や低い土地の浸水などに注意が必要だ。
　また、今夜から西日本や東日本も雨の所が多くなり、雷雨になって雨脚の強まる所もある見込み。落雷や竜巻などの突風にも注意が必要となる。

気温上昇　5月並みの暖かさも

　きょう（日）も平年を上回る暖かさが続いていて、午後2時半までの最高気温は、名古屋で22.6℃、金沢で22.1℃など、西日本や東日本では今年一番の暖かさとなっている所もある。
　また、那覇では25.7℃まで上がって、今年はじめての夏日となった。

なだれに注意　東北中心にまとまった雨　雪解け進む

　東北は山沿いを中心に雪の所もあるが、今夜からあす（月）の朝にかけては暖かな空気が流れ込み、広い範囲でまとまった雨となりそうだ。日本海側を中心に雨脚の強まる所もあり、大雨となるおそれもある。雪解けが進むため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも注意が必要だ。

火曜日にかけて大気不安定

　また、西日本や東日本も、今夜からあすの朝にかけては雨や雷雨となり、雨脚の強まる所もある見込み。火曜日にかけても大気の状態は不安定で、あすの日中は晴れ間の出る所があっても、西日本を中心に、にわか雨の所もありそうだ。空模様の変化に気をつけたい。夜から火曜日の午前中にかけては各地で雨が降りやすく、上空に寒気が流れ込む影響で、雷雲が発達しやすくなる。局地的に強まる雨や落雷に注意が必要だ。
　火曜日の午後は西日本や東日本の天気は回復に向かうが、北日本は冬型の気圧配置となるため、水曜日にかけて雨や雪となる見込み。

　水曜日から木曜日は関東から西で広く晴れるものの、天気は短い周期で変わり、金曜日は雨の所が多くなりそうだ。

木曜日にかけて暖かさ続く

　木曜日にかけては気温が高めとなる傾向で、西日本や東日本では20℃くらいの所が多い予想。あす（月）は、東京で23℃と、5月中旬並みになりそうだ。
　ただ、金曜日は平年並みに戻り西日本や東日本も15℃前後となる見通し。季節先取りの暖かさのあとで雨も降るため、寒暖差に注意したい。

（気象予報士・及川藍）