【MLB】大谷翔平に「大きなプレッシャーがかかる」 1年で状況激変…米メディアも大注目

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

懐疑的だった2021年のキャンプ「二刀流への最後のチャンスになるだろうと」

ロックアウトを終え、4月7日(日本時間8日)の開幕へと向かっていくメジャーリーグ。今季も「大谷の1年」となるのか、米メディアは注目している。昨季ア・リーグMVPに輝いたエンゼルス・大谷翔平投手に対し、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「スプリングトレーニングで最も注目を集める選手になるだろう」と展望。1年で状況が激変したことを踏まえ、今季は重圧とも戦うことになるとみている。

同紙は1年前のスプリングトレーニングを回顧。「彼は惨めなシーズンを終えた後で、多くの人は、これが二刀流への最後のチャンスになるだろうと見ていた」。2020年シーズンは故障に見舞われ、二刀流への懐疑的な声も大きくなっていたころだったが「彼はオフシーズンに集中的なトレーニングなどを行い、より鍛えられた体と新たな態度でキャンプに臨んだ」と振り返る。

いざ蓋を開けてみると、メジャー史に残る躍動。打者としてリーグ3位の46本塁打を放ち、投手としても9勝を挙げた。同紙も「センセーショナルなシーズンを送った後の今年のキャンプで、彼がオフシーズンに何をしたかを見るのが非常に楽しみだ」と注目。その一方で「昨シーズンの成功をリピートできるか、彼には大きなプレッシャーがかかる」とも。

同様にニューヨークポスト紙も、衝撃的だった2021年を踏まえ「(今季も)繰り返すことが出来るか?」と問答。「球界で最も人を虜にするプレーヤー」と最大級の評価をする反面、チームの低迷ぶりを直視。主砲トラウトの復帰など明るい兆しはあるものの「オオタニが投手としても打者としても、昨シーズンの活躍をリピートしない限り、この球団が成功するのは難しいだろう」とまとめた。(Full-Count編集部)

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