上越教育大附属中(桐生徹校長)の2年生106人は11日、平和の願いを込めた6000個のろうそくをともすスノーキャンドルイベントを同校グラウンドで行った。
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2年生は学年を通じて平和学習を行ってきた。学年の総まとめとして沖縄県への修学旅行を予定していたが、コロナ禍により中止に。代わりに8日から11日に掛けて「雪プロ」と名付けた総まとめ活動を実施。沖縄とオンラインでつないで戦争体験を聞いたり、高田世界館(上越市本町6)で沖縄戦を描いた映画を鑑賞したりした。
キャンドルイベントは雪プロのフィナーレを飾るイベントで、紙コップとろうそくで作った灯籠を〝輪・和〟をイメージし扇形に並べた。6000個のうち1000個以上には平和を願うメッセージが記された。2年生に加え、家族や1年生、職員らがそれぞれの言葉で思いをつづった。
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キャンドル点灯後のセレモニーでは普遍的な愛を歌う曲「青葉の歌」を学年合唱。保護者へは動画配信で様子を伝えた。
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学年委員長の板倉心さんは「(キャンドルの美しさに)言葉にならない。頑張ったこと、つらいことが全部報われた。自分が今あることがどれだけ幸せなことかをあらためて感じた」と話していた。