水野美紀、浅香航大、松尾諭らが異世界居酒屋「のぶ」Season2に出演

WOWOWで5月27日から放送・配信されるWOWOWオリジナルドラマ「異世界居酒屋『のぶ』Season2~魔女と大司教編~」(金曜午後11:00)の新キャストと、Season1から引き続き登場するレギュラーキャスト陣が解禁された。

ドラマは、蝉川夏哉氏によるシリーズ累計発行部数300万部を突破した大人気シリーズが原作。異世界につながってしまった居酒屋を舞台に、庶民的な居酒屋料理やお酒を通じて温かな人間ドラマが繰り広げられるグルメファンタジーの続編だ。Season2は、Season1のその後からスタートする。ある日、居酒屋「のぶ」に魔女のような女性・イングリドが現れる。さらにそんな矢先、魔女が「のぶ」をねぐらにしていると耳にした大司教・ロドリーゴが、魔女狩りと魔女に関係する人間を連行しようと動きだす。2020年5月に放送された前作に引き続き、主演を大谷亮平が務め、武田玲奈が共演し、監督・脚本を品川ヒロシが手掛ける。

“魔女のような風貌の謎の女性”イングリドを演じるは水野美紀。酒と甘味を愛するイングリドが、居酒屋「のぶ」の常連になったことで、「のぶ」に思わぬ危機が訪れる。水野は「架空の国の魔女の役ということで、とても面白そうだなと思いました。品川監督がどのようにこの世界を創り上げるのか、それもすごく楽しみだなと思いました。現場では、使い慣れない言葉のセリフ回しに苦労しましたが、こだわった料理の数々はどれもとてもおいしかったし、セットもすてきで本当に異世界に迷い込んだようで楽しかったです」と撮影を振り返る。

また、酔眼のアルヌの異名を持つアルヌ役を務めるのは浅香航大。遊び人とも呼ばれるアルヌだが、実はある事情がある。浅香は「異世界の住人としてファンタジーを満喫させてもらいました。Season1も拝見しましたが、ストーリーは壮大ですが、小さな居酒屋のささいな幸せに突き動かされ、心温まる物語。品川監督の潔く小気味よい演出にゲラゲラ笑いながら、飯テロにおなかを鳴らせて、楽しませてもらいました」と撮影の雰囲気を伝える。

松尾諭が扮(ふん)するのは、枢機卿の座を狙う大司教・ロドリーゴ。大司教が魔女狩りに執心しているといううわさが広がり、街中を恐怖に陥れる。松尾は「異世界の話で、しかも役どころが大司教で、さらに西洋人で、しかも老人という、これまた異世界な体験でしたが、品川監督の思ってた以上に的確な演出に加えて、水野美紀さんとの芝居が楽しすぎてとてもいい時間を過ごすごとができました。居酒屋『のぶ』、近所に欲しい名店です」と作品の世界観に魅了された様子。

さらに、食の吟遊詩人として大きな影響力をもつクローヴィンケルを武田鉄矢が演じる。食に精通したクローヴィンケルは、大将が作った料理を口にしてある悩みを言い当てる。武田は「異世界の居酒屋の物語ですので、あまり自分の理屈を持ち込まず、ファンタジーでいこうと思っていました。すべて架空の国の出来事とその国の住人なので、その人物名やら事件やらセリフになると覚えにくくて、台本を数カ月、毎朝繰り返し読み、朝の散歩で繰り返しつぶやいて覚えました。現場は、品川監督の心遣いで非常に演じやすく、感謝しています」と報告。

そして、異世界の帝都で名君と名高い先帝陛下を大和田伸也が演じる。バッケスホーフ騒動の発端となったトリアエズナマを飲みに、居酒屋「のぶ」を訪れる。大和田は「私は食いしん坊です、おいしいものがいろいろ出てくるのも楽しみ。ある大好物が出てきた時には、撮影が終わっても、最後まで完食しました。ロマンあふれる映像や音楽もお楽しみに」と見どころに挙げている。

なお、Season1で登場した、古都の衛兵・ニコラウス役の白洲迅、古都の衛兵・ハンス役の小林豊、ベルトホルトの妻でのぶの店員・ヘルミーナ役の堀田茜、のぶの店員・エーファ役の新谷ゆづみ、古都の衛兵の中隊長でヘルミーナの夫・ベルトホルト役の阿部進之介、ロドリーゴの従者でのぶに恨みを持つダミアン役の梶原善、男爵・ブランターノ役の木下ほうか、助祭・エトヴィン役・田山涼成の出演も決定した。

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