【ご当地パン@大阪】「パン工房鳴門屋」と「丸福珈琲店」の老舗コラボパンを発見!

旅先でチェックしたくなるのが「ご地元パン」。とくに駅構内の売店はご当地の宝庫! いうことで今回は、新大阪駅での新幹線の乗り換え時に、ふらっと立ち寄った売店で「パン工房鳴門屋」のパンと出会いました。大阪で長く親しまれている懐かしさあるパンの数々。その中で、老舗喫茶店・丸福珈琲店とコラボしたあんパンと、豆満載な和心パンを購入。さっそく2つを紹介します!

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昭和9年創業、大阪のパン屋さん「鳴門屋製パン」

1934(昭和9)年に「鳴門屋製パン」として創業し、1949年からは「パン工房鳴門屋」として、菓子パン、食パン、サンドイッチ、洋菓子などと種類豊富に製造。3代続いている老舗のパン洋菓子店です。

大阪市内に直営販売店があり、大阪、奈良、兵庫のスーパーでも販売されていますが、今回出会ったのは新大阪駅構内にある「べルマートキヨスク新大阪乗換口」。電車の乗り換え時にもサクッと立ち寄れる売店です。

伝統のある昔ながらの味を、多くの世代で食べてほしいというパンは、メロンパン、ミルクフランス、シナモンレーズンリングなどと、分かりやすい商品名で、馴染みのあるものばかり。100円台〜というお手頃価格で、棚にはたくさんの種類が並んでいました。

また、「全国ご当地の味を、パンに変えて」と掲げ、全国の農家さんと協力したこだわりパンにも力を入れています。「鳴門屋の定番といえばやっぱりコレっ!」とファンが多いのが、ラグビーの街・東大阪の花園生まれのラグビーボール型のカレーパン「東大阪ラグカレー」。中には中辛カレーと牛すじを包み込んでいて、2012年「日本全国ご当地パン祭り」で準優勝したほどの人気を誇ります。

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大人味!丸福珈琲店とのコラボパン

見つけたのは、老舗喫茶店で有名の「丸福珈琲店」とコラボした「丸福珈琲あんパン」(140円・税込/消費期限は製造日より2日間)。

昭和9年に東京に創業後、大阪にも開業した「丸福珈琲店」。“濃厚でコク深い味わいだが後味のさっぱりした珈琲”を創作し珈琲文化を広めた喫茶店。3代目社長の時代になった今も、創業者の遺志が受け継がれています。

(参考)丸福珈琲店

HP:https://marufukucoffeeten.com/

そんな、戦後を乗り越えてきた老舗同士がコラボした「丸福珈琲あんパン」。てっぺんに珈琲豆をのせて、こんもりまんまるで美しい形です。

弾力があってふわふわ。シンプルでパン生地だけでも美味!

中には白いんげん豆をベースにした珈琲餡がずっしりと! 水分少なめで甘さも控えめで、挽きたてのしっかりとした珈琲の苦味がある珈琲餡は流石の一言。

途中、ホイップクリームが現れカフェラテのようにまろやかに。てっぺんの珈琲豆は実は珈琲豆型のチョコレート! カフェモカのような味わいにもなって、真ん中にはモッチモチの求肥も現れて特別感も。日本生まれのあんぱんに珈琲文化が融合したハイカラなパンです!

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和の三重奏「黒豆パン」

正統派和風パンの「黒豆パン」(162円・税込/消費期限は製造日より2日間)。

すべすべのパン生地ですが食べたら意外とモチモチ食感! ご覧の通り表面には黒豆がたっぷりです。

黒豆は大粒で一粒ごとがふっくらとやわらかく、中には粒あんと求肥を包み込んでいます。豆たっぷりで生地も求肥もモッチリで、豆好き、和パン好きにうれしい組み合わせ!

少し温めると粒あんがなめらかになり、求肥は伸びよく、ぜんざいのようなほっこり感も。小豆の甘み、黒豆のふくよかさと、二重の豆に和の奥行きを堪能する逸品です!

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メディアでも注目され続ける老舗のパン

フジテレビ『めざましテレビ』、TBS『マツコの知らない世界』、テレビ大阪『やすとものどこいこ!?』など、数多くのメディアでも紹介されている「パン工房鳴門屋」。

第2次世界対戦を乗り越え、受け継がれる心と温かみある老舗の味。旅の思い出おやつに携えてみてはいかがでしょう?

パン工房鳴門屋

●住所:大阪府大阪市平野区加美北2−2−30

●問い合わせ:0120-81-7608(受付時間9:00~17:00※年末年始を除く)

●HP:https://www.narutoya.net/

(購入店舗)

ベルマートキヨスク新大阪乗換口

●住所:大阪府大阪市淀川区西中島5−16−1(新大阪駅構内)

●営業時間:6:30~21:00(2021年11月18日時点)

●交通:「新大阪駅」新幹線改札内コンコース乗換改札口脇

[all photos by kurisencho]

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