おりづるタワーに“アートの壁” 広島

まん延防止の解除から1週間経ち、休館していた施設も再開しはじめています。

今週末から平日も開館を決めたおりづるタワーでは新プロジェクトがすすめられていました。

12日・13日、久々に営業を再開したおりづるタワー。

金尾真弓記者「散歩道と呼ばれるこちらのスロープがアートな空間に生まれ変わります。今なら制作風景を生で見ることができます」

休館中の1月から進められてきたのが、スロープの壁を彩るウォールアートプロジェクト。

広島ゆかりの9人のアーティストが9階までの巨大な壁を1フロアずつ描きます。

テーマは戦後100年となる「2045年」。

若佐慎一さんの作品は縁起物であるまねきねこを7色で描くことで「多様性」や「平和」を表現しています。

若佐さん「平和を実現する一つの方法として多様性、他の人とは違うということを認識するということですね。そういうことが重要になってくると思っている」

田中美紀さんの作品は足場を組んで今まさに制作中。366日分の誕生日の花が描かれています。

田中さん「ここのエリアが8月のエリアなんですが、8月は広島にとっても日本にとっても特別な月だと思って、真ん中にバラの品種で「ピース」というバラを描いています」

全ての人が持つ「誕生日」の花を大きな渦で描くことで、命の大切さと新しい時代の流れを表現しようとしているそうです。

実は今回のプロジェクトの中に1人、「シークレットアーティスト」がいるということですが、誰なのかは後日、発表されるそうです。

全ての作品が完成するのは来月29日の予定で、今週末からは平日も制作風景を見ることができます。

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