ウイリアムズF1、ラティフィ車の出火原因を特定も「話すのはあまりにばかばかしい」大きな欠陥を発見

 ウイリアムズ・レーシングのCEO兼チーム代表のヨースト・カピートは、バーレーンでのプレシーズンテスト2日目にニコラス・ラティフィのマシンのブレーキから出火したことについて、この原因は“話すにはあまりにもばかばかしい”ものだったと語った。

 テスト2日目の午前セッションに参加したラティフィだったが、12周を走行したところでオーバーヒートによりリヤブレーキから出火した。ラティフィはマシンをピットに戻そうとしたが、サスペンションの部品が溶けてしまったため、最終的にコースサイドにマシンを止めた。その後マーシャルが消火活動にあたったが、結局この日はコースに復帰することができなかった。

 カピートは出火の正確な原因を明かさず、この問題を単なる“手順”の問題としたが、ウイリアムズにとっては大きな影響を与えるものであった。

「原因は95%明らかだ」とカピートは述べた。

「まあ言ってみれば、プロセスが少し複雑すぎて、それがミスに繋がったということだ」

「つまり、非常に小さいが、かなり大きな欠陥があったということだ。それについて話すのはあまりにばかばかしい」

「テストの6分の1を失ったので、最初のレースのパフォーマンスに影響があるだろう」

2022年F1バーレーンテスト3日目 消火後、ピットに運ばれたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)のマシン

© 株式会社三栄