銀山町強盗殺人 男に無期懲役判決 広島地裁

3年前、中区の住宅で男性を殺害し現金を奪ったなどの罪に問われている男の裁判員裁判で、広島地裁は無期懲役の判決を言い渡しました。

冨田幸誠被告(37)は2019年、中区銀山町の住宅に侵入して植松一広さん(当時86歳)を殺害し、現金およそ2万6千円などを奪った強盗殺人などの罪に問われています。

15日の判決で広島地裁の杉本正則裁判長は「倒れている被害者の首を繰り返し刃物で突き刺した非常に悪質な犯行」と指摘。

「自己の欲求のままにギャンブルなどに金を使い、被害者を殺害してまで金品を奪い取ったことは強い非難に値する」などとして、冨田被告に無期懲役の判決を言い渡しました。

弁護側は控訴を検討するとしています。

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