テント解体中、作業員が転落死 横須賀の造船会社と現場代理人を書類送検

 横浜南労働基準監督署は15日、労働安全衛生法違反の疑いで、横須賀市桜が丘の造船業「山城工事」と、同社現場代理人の男性(54)を書類送検した。

 書類送検容疑は、昨年3月22日、横浜市磯子区新杉田町のジャパンマリンユナイテッド横浜事業所で作業員がテントの解体作業をしていた際、墜落防止対策を講じなかった、としている。現場に派遣されていた作業員の男性=当時(54)=は高さ2.7メートルの骨組みから地面に落下し、死亡した。

 現場では海上自衛隊のイージス艦「はぐろ」の就役式典で使用されたテントの解体作業が行われていた。労基署は認否を明らかにしていない。

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