里親制度を知ってほしい 大分

 県内には様々な事情から家庭で暮らせない子どもたちが約500人います。里親制度について広く知ってもらおうと、全国に先駆け、新たなプロジェクトがスタートしました。県と日本財団、里親支援をしているNPO団体が会見を開きました。「ひらけ!里親プロジェクト」は大分県と福岡市で初めてスタートする取り組みです。これから6月にかけてテレビCMや著名人によるPRなどを展開し、里親制度への理解を深めてもらうのが目的です。

 里親支援団体団体「chieds」小沼泰之共同代表理事「大分だから出来る地域の目線、絆がある。大分の人たちに協力してもらい育んでいけたら」

 2020年度、里親のもとで暮らす県内の子どもの数は162人で、委託率は34.9%と年々増加傾向です。一方で全国の調査では約6割の人が里親についてほぼ知らないと答えていて、プロジェクトを通じて認知度アップを目指します。

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