ウクライナに義援金2千万円 山中・横浜市長が駐日大使と面談し伝達 オデッサ市と姉妹都市提携 

コルスンスキー駐日大使(右)と面談する山中市長(中央)と清水議長=16日、在日ウクライナ大使館(代表撮影)

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、横浜市の山中竹春市長は16日、東京都内の在日ウクライナ大使館でセルギー・コルスンスキー大使と面談し、市として2千万円の義援金を送る考えを伝えた。コルスンスキー大使は「迅速に決定していただき感謝している」と謝意を伝えたという。

 ウクライナ南部の国際港湾都市オデッサ市と姉妹都市提携を結んでいる横浜市がウクライナの支援に取り組んでいることから、山中市長と清水富雄市会議長が大使館に招かれた。

 山中市長らによると、面談は約20分間にわたり、コルスンスキー大使は「ロシアという侵略国は必ず負けます」と前置きした上で「オデッサの復興支援に携わってほしい」などと述べ、両都市のパートナーシップの継続に期待したという。

 横浜市は医薬品などの購入費用に宛てるため、週内にも2千万円をウクライナ赤十字社に振り込む。国際平和・SDGs推進事業費から拠出する。

 市役所で10日から始めたウクライナ支援募金は15日までに約320万円集まったといい、各区役所での募金と合わせてウクライナ赤十字社に届けるとしている。

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