福島・宮城で震度6強 私たちの備えは?

16日深夜、福島県など広い範囲で最大震度6強の地震が発生し、一部の地域には津波注意報も出されました。今回、大分では観測されませんでしたが、改めて、自らの事として考える必要があります。

(70代男性) 「以前(2カ月前)大分市もありましたよね。怖かったですよね。怖いというより体験したことがないじゃないですか、震度6とか7とか」

(20代女性) 「この間も地震があったので。大分もそれが来ないかなというのと、ちょうど3月11日がこの間だったので、向こうの人が怖いのではと心配した」

昨夜、東北や関東など広範囲を襲った大きな揺れ。1月下旬、県内でも最大震度5強の地震が発生したばかりです。県内で防災士の研修などをしているNPO法人・県防災活動支援センターの清松幸生さんは、他人事ではないと話します。

(清松さん) 「ずっと活発だと思っていた方がいいです。活動期に入っていると言われて久しいですから」

今回、一部地域に発表された津波注意報。予想される津波の高さが20センチ以上、1m以下の場合に出されるものですが、今回のような深夜に出た場合、どのように行動するのがいいのでしょうか。

(清松さん) 「注意報という事で垂直避難で対応された方も多いのではと感じている。海抜10mやそれ以上の所なら垂直避難で十分だと思うが、海抜2、3mの低地に家を建てている人は高台に避難した方がいい」

また、昨夜の地震では震度5弱以上が短時間に2度続きました。今回のような場合は、家財が凶器となる恐れも高くなるといいます。

(清松さん) 「ピアノや電気器具が部屋の中を移動して人を襲うこともあるので固定する。あるいはトイレやお風呂場に身を隠すというのも大切」

大分地方気象台によりますと、今回の地震は南海トラフ地震のプレートとは異なるため、関連性はないということですが、今後もこれまで同様に備えをする必要があると話しています。

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