3月17日、WEC世界耐久選手権第1戦は予選前最後の走行セッションとなるフリープラクティス3がアメリカ・フロリダ州に位置するセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われた。
総合トップタイムはハイパーカークラスに参戦するグリッケンハウス・レーシングの708号グリッケンハウス007 LMH(オリビエ・プラ/ロマン・デュマ/ライアン・ブリスコー)が奪っている。
グリッケンハウス708号車をドライブするプラは、前日に行われたFP1、FP2を通じての最速タイムとなる1分49秒261を記録。これに続いたのはアルピーヌ・エルフ・チーム36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール)のラピエールで、1分49秒664というタイムになっている。
総合3番手には、LMP2クラスのユナイテッド・オートスポーツ22号車オレカ07・ギブソン(フィル・ハンソン/フィリペ・アルバカーキ/ウィリアム・オーウェン)が食い込んでいる。
ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingは、8号車GR010ハイブリッドがトップから0.9秒おくれの総合5番手、7号車GR010ハイブリッドが1.2秒おくれの総合8番手となっている。
LMGTEプロクラスは、このセッションでもポルシェGTチーム92号車ポルシェ911 RSR-19(ミカエル・クリステンセン/ケビン・エストーレ)がクラストップタイムをマークし、すべてのプラクティスセッションをスイープする形に。
これにチームメイトの91号車ポルシェ、コルベット・レーシングの64号車シボレー・コルベットC8.Rと続いており、ここでもAFコルセのフェラーリ488 GTE Evo勢は苦戦を強いられている。
そのプロクラスのフェラーリを上回り、LMGTEアマクラス最速タイムをマークしたのはチーム・プロジェクト1の46号車ポルシェ(マッテオ・カイローリ/ミケル・ペダーセン/ニキ・ルートウィラー)だった。
Dステーション・レーシング777号車アストンマーテン・バンテージAMR(星野敏/藤井誠暢/チャールズ・ファグ)は、LMGTEアマクラスの6番手タイムを残し、予選を迎える。
このあと、現地時間17日19時(日本時間18日8時)より、LMGTEプロ&アマクラスの予選が10分間行われ、19時20分からはハイパーカーとLMP2クラスの予選が行われる。
■2022年WEC第1戦セブリング フリープラクティス3回目暫定結果
Pos. No. Class Team Car Driver Tyre Time
1
708
HYPERCAR
グリッケンハウス・レーシング
グリッケンハウス007 LMH
O.プラ
R.デュマ
R.ブリスコー
MI
1’49.261
2
36
HYPERCAR
アルピーヌ・エルフ・チーム
アルピーヌA480・ギブソン
A.ネグラオ
N.ラピエール
M.バキシビエール
MI
1’49.664
3
22
LMP2
ユナイテッド・オートスポーツUSA
オレカ07・ギブソン
P.ハンソン
F.アルバカーキ
W.オーウェン
GY
1’49.745
4
38
LMP2
JOTA
オレカ07・ギブソン
R.ゴンザレス
A.F.ダ・コスタ
W.スティーブンス
GY
1’49.980
5
8
HYPERCAR
トヨタ・ガズー・レーシング
トヨタGR010ハイブリッド
S.ブエミ
B.ハートレー
平川亮
MI
1’50.169
6
23
LMP2
ユナイテッド・オートスポーツUSA
オレカ07・ギブソン
P.ディ・レスタ
O.ジャービス
J.ピアソン
GY
1’50.438
7
83
LMP2 ProAm
AFコルセ
オレカ07・ギブソン
F.ペロード
N.ニールセン
A.ロベラ
GY
1’50.449
8
7
HYPERCAR
トヨタ・ガズー・レーシング
トヨタGR010ハイブリッド
M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス
MI
1’50.475
9
28
LMP2
JOTA
オレカ07・ギブソン
O.ラスムッセン
E.ジョーンズ
J.アバディン
GY
1’51.031
10
1
LMP2
リシャール・ミル・レーシング・チーム
オレカ07・ギブソン
L.ワドゥ
S.オジエ
C.ミレッシ
GY
1’51.183
11
31
LMP2
WRT
オレカ07・ギブソン
S.ゲラエル
R.フラインス
R.ラスト
GY
1’51.367
12
9
LMP2
プレマ・オーレン・チーム
オレカ07・ギブソン
R.クビサ
L.デレトラズ
L.コロンボ
GY
1’51.402
13
10
LMP2
ベクター・スポーツ
オレカ07・ギブソン
N.ミューラー
R.カレン
M.ロッケンフェラー
GY
1’51.600
14
5
LMP2
チーム・ペンスキー
オレカ07・ギブソン
D.キャメロン
E.コラール
F.ナッセ
GY
1’51.835
15
45
LMP2 ProAm
アルガルベ・プロ・レーシング
オレカ07・ギブソン
S.トーマス
J.アレン
R.ビンダー
GY
1’52.061
16
44
LMP2 ProAm
ARCブラティスラバ
オレカ07・ギブソン
M.コノプカ
M.ベッシェ
T.ファン・デル・ヘルム
GY
1’52.140
17
34
LMP2
インターユーロポル・コンペティション
オレカ07・ギブソン
J.スミエコウスキー
F.シェラー
E.グティエレス
GY
1’52.639
18
41
LMP2
リアルチーム・バイ・WRT
オレカ07・ギブソン
R.アンドラーデ
F.ハプスブルク
N.ナト
GY
1’52.949
19
35
LMP2 ProAm
アルティメット
オレカ07・ギブソン
J-B.ライエ
M.ライエ
F.エリオ
GY
1’53.260
20
92
LMGTE Pro
ポルシェGTチーム
ポルシェ911 RSR-19
M.クリステンセン
K.エストーレ
MI
1’57.448
21
91
LMGTE Pro
ポルシェGTチーム
ポルシェ911 RSR-19
G.ブルーニ
R.リエツ
MI
1’57.672
22
64
LMGTE Pro
コルベット・レーシング
シボレー・コルベットC8.R
T.ミルナー
N.タンディ
MI
1’58.693
23
46
LMGTE Am
チーム・プロジェクト1
ポルシェ911 RSR-19
M.カイローリ
M.ペダーセン
N.ルートウィラー
MI
1’58.776
24
51
LMGTE Pro
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
A.ピエール・グイディ
J.カラド
MI
1’59.005
25
77
LMGTE Am
デンプシー・プロトン・レーシング
ポルシェ911 RSR-19
C.リード
S.プリオール
H.ティンクネル
MI
1’59.185
26
98
LMGTE Am
ノースウエストAMR
アストンマーティン・
バンテージAMR
P.ダラ・ラナ
D.ピタード
N.ティーム
MI
1’59.233
27
33
LMGTE Am
TFスポーツ
アストンマーティン・
バンテージAMR
B.キーティング
R.ラトー
M.ソーレンセン
MI
1’59.382
28
54
LMGTE Am
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
T.フロー
F.カステラッチ
N.キャシディ
MI
1’59.811
29
52
LMGTE Pro
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
M.モリーナ
A.フォコ
MI
1’59.837
30
777
LMGTE Am
Dステーション・レーシング
アストンマーティン・
バンテージAMR
星野敏
藤井誠暢
C.ファグ
MI
2’00.127
31
56
LMGTE Am
チーム・プロジェクト1
ポルシェ911 RSR-19
B.イリービ
O.ミルロイ
B.バーニコート
MI
2’00.159
32
88
LMGTE Am
デンプシー・プロトン・レーシング
ポルシェ911 RSR-19
F.プアダッド
P.リンジー
J.アンドラウアー
MI
2’00.180
33
85
LMGTE Am
アイアン・デイムス
フェラーリ488 GTE Evo
R.フレイ
M.ガッティン
S.ボビー
MI
2’01.076
34
71
LMGTE Am
スピリット・オブ・レース
フェラーリ488 GTE Evo
F.デゾトゥ
P.ラゲ
G.オーブリー
MI
2’01.134
35
21
LMGTE Am
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
S.マン
C.ウルリッヒ
T.バイランダー
MI
2’01.354
36
60
LMGTE Am
アイアン・リンクス
フェラーリ488 GTE Evo
C.スキアボーニ
M.クレッソーニ
G.フィジケラ
MI
2’03.517
※リザルトは編集部集計