スギ花粉の飛散ピーク続く予想 日本気象協会発表

 日本気象協会は15日、今春5回目となる花粉飛散予測を発表した。それによると、3月に入ってスギ花粉の飛散が一気に加速し、東京、大阪などでは今月下旬までピークが続くとみられる。また、四国、九州方面ではヒノキ花粉の飛散も始まっているという。

 10日以降は東京や名古屋をはじめとした地点で最高気温が20度近くまで上がり、一気に飛散量が増えているとみられる。スギ花粉は14日時点で、九州から青森までで飛散開始。県内では、新潟市で9日に飛散を確認した。飛散量予想では、県内は平年並み、前年比では非常に多いとなっている。

 現在、スギ花粉の飛散がピークを迎えていて、九州から関東までで1日の飛散量が1平方センチ当たり100個を超える日も増えているという。今後も、最高気温が平年より高い日が続くとみられ、晴れて気温が高い日、空気が乾燥して風が強い日、雨上がりの翌日や気温の高い日が2、3日続いた後など、花粉が飛びやすい条件に注意を呼び掛けている。

車のフロントガラスに付着した花粉。上越地域を含む県内でも今後、飛散の多い日が続くとみられる(16日、上越タイムス社前で)

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