参院選神奈川選挙区 国民、埼玉県知事元私設秘書の深作ヘスス氏を擁立へ

深作ヘスス氏

 国民民主党は18日、今夏の参院選神奈川選挙区の公認候補として、大野元裕埼玉県知事の元私設秘書の深作ヘスス氏(37)の擁立を決めたと発表した。

 同日、県庁で会見した深作氏は「政治の状況が停滞している。新たな選択肢として認識してもらうように、経験と政策、政党としての取り組みを訴えたい」と意気込みを語った。

 深作氏はペル-・リマ市生まれ。川崎市宮前区で育ち、成蹊大を卒業した。在米日本大使館職員や民間会社勤務を経て松下政経塾で学び、米議会下院議員の政策スタッフとして働いた経験もある。

 会見で深作氏は「政治を志す原点となったのは、日米関係の現場での経験。外交の懸け橋になりたい」と展望を語り、「『外交』『経済』『人への投資』を掲げて国政に挑戦したい」と力を込めた。

 参院選神奈川選挙区は、改選数4と非改選の欠員1を合わせた計5議席を争う合併選挙となる。

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