参院選・長崎 金子氏後任、県議ら5人 支部が推薦、あす選出目指す

 今夏の参院選長崎選挙区(改選数1)への不出馬を表明した自民党参院議員の金子原二郎農相(77)の後任候補について同党県連は18日、地域・職域支部からの推薦を締め切った。県連によると、県議4人と医師1人の計5人への推薦を受理した。20日の選挙対策委員会と常任総務会での選出を目指し、党本部に公認申請する方針。
 県議4人は、前県議会議長の瀬川光之氏(60)=西海市区=、県連幹事長の山本啓介氏(46)=壱岐市区=、県連総務会長の江真奈美氏(54)=長崎市区=、県連組織副委員長の下条博文氏(46)=同=。医師は虎島泰洋氏(48)。
 瀬川、山本両氏は地元の地域支部、江、下条両氏は職域支部がそれぞれ推薦。県議団は先月の知事選で支援する候補を巡り分裂した経緯もあり、今回は選対前の一本化を求める意見もあって協議したが、まとまらなかった。虎島氏は地域支部が推薦した。
 金子氏は7日の記者会見で後任候補について「県政に精通した若い県議を選んでほしい」と述べていた。
 参院選長崎選挙区には、いずれも新人で、立憲民主党県連副代表の白川鮎美氏(42)、共産党県委員会女性部長の安江綾子氏(45)が立候補を予定している。


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